道道苫前小平線未開通区間事業化研究会の8月ミーティングに出席しました。(2024年8月28日)

 今日は午前10時から私が幹事長を務める道道苫前小平線未開通区間事業化研究会の実務者ミーティングを小平町役場で開催しました。

 当該研究会は令和4年12月に立ち上げ、昨年は現地視察をし、本年は毎月一度、実務者が集うミーティングを積み重ねてきました。

 全道の道道のうち、未開通区間が残されているのは41路線あり、そのうち沿線市町村により事業化を求める期成会が組織されているのが夕張長沼線(夕張市、栗山町、長沼町、由仁町)、夕張新得線(夕張市、占冠村、南富良野町、新得町)の2路線であることがこれまでの調査で明らかになりました。

 我々の研究会の数歩先を行かれているそれぞれの路線の取組について、先週21日に夕張市役所を訪問し、教えて頂いた事項を私から報告しました。

小平町役場、苫前町役場の皆様。

 他には、事業化を実現する上で必要な便益に関連し、これまで実務者の中で積み上げてきた当該路線が開通することのメリットを、

・走行時間がどれだけ短縮されるか
・走行経費をどれだけ減少できるか
・交通事故をどれだけ減少できるか

という三つの観点に立って整理し直していくことを決めました。

 そして留萌建設管理部の皆様には、費用対便益計算の基礎となる費用について、未開通区間の中でどのようなルートが考え得るのか、またそれぞれのルートで道路を建設した場合どれだけの費用がかかるのか、粗々なものでかまわないので想定を出してほしいと、具体的な対応を求めました。

留萌建設管理部の皆様。

 道路建設には「政治力」が必要と、よく言われます。しかし、どれだけ地元選出の道議会議員が声を挙げたとしても、費用対便益で1.0(便益/費用)を超えない路線が事業化されることは基本的にあり得ません。しかし、地元選出の議員が地元の想いを汲むこともなく、何も声を挙げないものが重視されることもありません。

 千里の道も一歩から。事業化への道のりはまだまだ遠いですが、皆で力を合わせ、強い熱意と確かな研究を基に、一歩一歩、前へ進めて行きます。

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