食料安全保障に貢献できるマチづくり。(2024年4月26日)

 今日は午前9時半にホクレンの篠原末治会長、JAるもいの長谷川裕昭組合長が留萌市役所を訪問され、留萌市小麦集出荷貯蔵施設の運営に係る協力内容を定めた文書が交わされました。

協力文書の手交。

 私も道議会一般質問で施設の必要性を訴える質問を行ってきましたが、現在留萌港におかれている集出荷貯蔵施設は老朽化が激しく、建て替えの必要性が訴えられていました。

 留萌市の背後に上川管内、空知管内(主に北部)という一大小麦生産地域があることを踏まえ、留萌港活用の観点からも、小麦を施設に集め、道外の実需者(製粉業者等)に留萌港から移出していくための新たな施設が、今後建設されます。留萌管内は太平洋側と比較すれば地震発生のリスクは相対的に低く、災害リスクの全道的な分散という利点もあります。

 その上で、ホクレンとの協力は欠かせません。

 本日交わされた協力文書では、

(1)留萌港集荷管内の小麦生産量確保に向けた産地推進
 小麦の生産基盤の維持を産地に働きかける
(2)管内JAの合意形成への働きかけ

 受益者であるJAに対して小麦の流通事情や留萌港の役割を啓発する
(3)輸送会社への協力要請

 輸送会社に当該施設の活用を要請する

 の3点が記載されています。

 これからの建設が順調に進み、新たな施設が活用され、留萌港から移出されている様子を早く見たいものです。留萌市、留萌管内は食料生産のシェアでは道内でほんのわずかなものしかありませんが、農産物の質の良さと、輸送する上で有利な地理的特性を活かし、日本の食料安全保障の確立に貢献していきたいと、地元道議として考えています。

 手交式が終わり次第、急ぎ天塩町へ。
 私の天塩後援会長であり、長年に渡り天塩農協組合長として酪農業の発展、地域振興に取り組まれた佐藤博幸氏の北海道産業貢献賞並びに天塩町功労表彰受章祝賀会に出席しました。

佐藤博幸さんと奥様。

 佐藤氏ご本人のご努力はもちろんですが、佐藤氏を支えられた奥様はじめご家族の皆様にも心から敬意を表し、祝意をお伝えしたいと思います。

 酪農は今もまだ厳しい状況におかれています。私は実家を継がずに政治の世界に身を投じました。今与えられている立場で、酪農業の振興に取り組んで参ります。

 佐藤会長、これからもお元気でご指導をお願い致します。

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