ヒグマ対策は新たな局面に。(2023年6月20日)

 留萌管内のみならず、道内各地でヒグマの目撃例が相次いでいます。

 乳牛等を襲撃しているOSO18や、5月に幌加内町で釣りをされていた男性が襲われ、命を失われたいたましい事案が発生していることに鑑みても、ヒグマ対策は新たな局面に入ったと考えます。
 「如何にして遭わないようにするか」に加え、「遭ってしまった時にどう対応するか」を、道民が幅広く認識し、心構えをしなくてはならない時代になったと私は考えます。

 このような中、留萌振興局の担当者の皆様が、わかりやすい冊子を作ってくれました。

 この冊子では、
・遠くにヒグマを見つけたら
・ヒグマがこちらに気づいたら
・それでも近づいてきたら
・襲い掛かってきたら

と、各状況に応じた対応のあり方を示しています。より重要なポイントとして、

「走って逃げるのは自殺行為」

であることを伝えてくれています。

 HP上でもよりわかりやすい発信をしてくれています。ヒグマに注意!! – 留萌振興局保健環境部環境生活課 (hokkaido.lg.jp)

 ヒグマ保護の観点から、道では平成元年よりいわゆる春グマの駆除が廃止されました。その結果ヒグマの頭数が増え、人を恐れない新たなタイプの熊も増え、今日の危機に繋がってしまったことは否めないと考えます。

 ヒグマ対策を状況に合ったものに変えると共に、いざヒグマに遭遇した際に如何にして命を守るか。道民理解が広まるよう私も努めて参ります。

 

 


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