将来の北海道農業をけん引する若手農業青年が集い、より良い農業政策を自分たちの手でつくるために行動しようという組織に4Hクラブという団体があります。
4Hクラブ要項によると4Hとは、以下の4つのHから始まる単語を合わせたものとのことです。
・私たちは農業の改良と生活の改善に役立つ腕(Hands)を磨きます。
・私たちは科学的に物を考えることのできる頭(Heads)の訓練をします。
・私たちは誠実で友情に富む心(Hearts)を培います。
・私たちは楽しく暮らし、元気で働くための健康(Health)を増進します
今日は空知管内由仁町で畜産農家をされている萩原雄太会長をはじめ、全道各地の酪農畜産、水田、畑作等、あらゆる種類の農業者の皆様が集ってくれました。道議会からは、声掛け人でありご自身が農業者でもある、萩原会長と同じく由仁町を地元とされている白川祥二議員、同じく農業者である根室管内の中務哲雄議員、そして4Hクラブ副会長である秋山直人君の地元初山別村を選挙区とする私の3名が出席しました。
酪農業は生産抑制、個体販売価格の大暴落、飼料価格の高騰という三重苦に見舞われていますが、私が直接やり取りをした若手農業者は、現在の苦境に悩みながらも将来の営農に希望を捨てていないことがわかり、胸が熱くなりました。
「男だから」、「女だから」と、性別によって人間の職業が決められる時代ではなくなりました。私は長男でありながら釧路市にある実家の牧場を継がず、酪農家にならずに今あることが、いつも両親と私の代わりに継いでくれた姉に対し、申し訳ないという気持ちがぬぐえません。
私に出来ることは、今の立場で酪農業をはじめ農業全体が再生産可能な産業として発展し、4Hクラブメンバーのように意欲に燃える若手農業者を守っていくことです。その思いを強くすることが出来ました。
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