海の防人の矜持―海上自衛隊大湊地方隊記念日行事に出席しました―(2022年10月29日)

 昨日、苫前町での霧立防災事業現場見学会に出席した後、新千歳空港に向かい、青森空港へ。

 今日は海上自衛隊大湊地方隊令和4年度記念日行事に出席しました。

式辞を述べられる泉博之海将・大湊地方総監。

 大湊地方隊は昭和28年に創隊され、来年は70年の節目を迎えます。青森県、北海道の海上防衛という任務をこの間、懸命に果たしてこられました。本部である総監部は青森県むつ市大湊にあり、道内には稚内市に分遣隊、余市町に防備隊、松前町に警備所、函館市に基地隊がそれぞれ配備されています。

 我が国にとって最大の脅威は南西部における台湾有事の勃発ですが、北方の危機も静かに、着実に高まっています。

 泉総監は式辞の中で、「海の防人として荒れ狂う波涛の中、これからも北方の海上防衛にあたって参る」旨、力強い決意を表明されていました。

 日本は国土の広さで言えば世界第60位ほどの小さな国ですが、四方を海に囲まれた海洋国家であり、その海岸線の長さは世界3位、排他的経済水域の広さは世界第6位と、世界に冠たる海洋国家です。また日常的に必要とする物資のほとんどを海外との貿易に頼っており、輸入品の9割は海上運送により運ばれてくる、海洋なくしては成り立たない国でもあります。

大湊地方隊に長年協力された方々に対して感謝状の贈呈がなされました。

 海上自衛隊の皆様の日頃の警戒活動、訓練のおかげで日本国民の生活が成り立っています。そのことを改めて実感し、海上自衛官の皆様への尊敬、感謝の念を強くしました。

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