離島の課題と可能性(2023年3月21日)

 今日は久しぶりに天売島を訪問しました。

羽幌町議会議員の磯野直さんと。

 羽幌町には天売島と焼尻島の二つの離島があります。実は先週の13日月曜日に焼尻島に入る予定でしたが、波が高くフェリーが欠航となりました。昨日20日に再チャレンジしたものの、9時の始発もまた欠航。12時に臨時便が出るとのことでそれに期待をしましたが、これもまた波高く欠航。焼尻の皆様には申し訳ありませんが、今月は訪問できそうにありません😢

 今回は、いつも私に離島の課題についてご教示下さっている、焼尻島在住の磯野直さんがご同行下さいました。船酔いが心配でしたが、何とか無事に天売島に到着できました。

背後に焼尻島が見えます。

 島内の皆様に挨拶をし、各地を訪問。今日は春分の日の祝日でしたので、天売診療所等の行政機関は明日改めて伺う予定です。

 午後四時から島民の皆様との意見交換会に出席。

 元町議会議員の寺沢孝毅さんや、天売活性化のために大変な努力をされている一般社団法人天売島おらが島活性化会議の斉藤暢さんも参加して下さり、島の課題と未来の可能性についてとても有意義な意見交換が出来ました。

 私からは主に、
・道職員の定年を定める条例の改正が昨年末に実現し、最終的に令和13年度まで定年の延長が進み、離島の診療所における医師、看護師の確保も入り口が広がる。
・急病患者が出た際の搬送に際しても、可能な限り迅速化が図られるよう、道の危機対策局の皆様と協議している。
・全国の29地域148島が「有人国境離島地域」に、その内、本道の利尻、礼文、奥尻を含む15地域71島が「特定有人国境離島地域」に指定されながらも、天売と焼尻が「特定」扱いから外れていることに関し、北海道東北地方知事会において追加指定を政府に要請することが2021年に決定している。道も追加指定実現に向けてしっかり取り組んでくれており、私も引き続き努力してく。

と、これらのことについて、これまでの議会議論を踏まえ、お話しさせて頂きました。

 参加して下さった皆様からは、

〇離島の価値をもっと社会が認識してほしい。政治家には特に離島の重要性を発信してほしい。
〇コロナが5類に引き下がり、観光の賑わいが戻ったとしても、担い手不足は特に離島では深刻であり、島に人が集まる大胆な政策が必要。
〇多少の荒天に対応でき、欠航が少なくなるよう、伊豆諸島などで使われている最新のジェットフォイルを活用できないか。
〇トドなどの海獣被害が今年は顕著であり、ハンターの育成と、被害実態に見合った補償のあり方を考えてほしい。
〇昨年知床で重大な事故が発生したが、海難事故が起きた時に対応できる潜水士、機動救命士等の専門人材の育成並びに配置は全道あまねくなされている訳ではなく、日本海側での育成が急務でないか。

等のご意見、ご指摘を頂きました。

 私が感銘したのは、皆様が離島に暮らす大変さを口にされながらも、それ以上に「島を良くしたい」という強い意欲をお持ちということです。

 選挙区に離島があることはとても恵まれていることです。これからも定期的に天売、焼尻を訪れ、島の皆様と意見交換をして参りたいと強く感じました。私自身が「離島の議員」と思われるよう、島の皆様の思いを代弁して参ります。

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