29.1兆円の経済対策が決定
政府は今日、予算規模約29.1兆円の経済対策を決定しました。電気、ガス、ガソリン等の日常生活に欠かせないものの価格が高騰していることへの対策がメインで、一世帯平均して約4万5千円の負担軽減を目指すとされています。
またこれら物価高騰対策に加え、企業に賃上げを促進するための、個人のリスキング(学び直し)への支援拡充や、妊娠した女性への助成拡大も盛り込まれています。喫緊の課題と中長期に渡る人財への支援の両方が盛り込まれていることは、十分に評価に値すると考えます。
大事なことは一日も早く、この経済対策を裏付ける補正予算が成立し、その具体的効果が国民のもとに届くことです。そのための国会議論が、果たして実り多いものとなるのかどうかが、少し心配です。
旧統一教会と一部自民党議員との癒着は、きちんと精査され、整理されるべき問題です。それを国会で取り上げるのなら、自民党に限らずすべての政党の議員の関係も論じられるべきです。またその結果、当該団体が優遇されるような事態があったのか、調査されるべきです。さらに、旧統一教会により苦しい思いをした方々の救済のあり方こそ、迅速に決定し、実行していくべきではないでしょうか。
コロナ禍が始まった頃、「コロナよりも桜です」と言い切った国会議員がいました。対処すべき問題の優先順位を考えた国会議論を期待したいものです。
霧立防災事業現場見学会
今日は11時から苫前町霧立峠駐車場で行われた霧立防災現場見学会に出席しました。
国道239号線は網走市を起点として北海道を横断する150㎞の国道で、苫前町をはじめ日本海側の海産物や、道北の石油備蓄基地である留萌港から石油を運ぶ重要な物資運搬の役割を果たしています。2012年4月、霧立峠付近で大規模な地滑りが発生し、約2か月間、通行止めとなる事態が起きました。
霧立峠付近の地滑り等の危険個所及び落石・雪崩等による通行規制区間の解消を図り、道路の安全な通行を確保するため、延長4.9㎞区間にわたりトンネルを建設し、またカーブをショートカットする霧立防災事業が2013年より始まりました。
苫前側のトンネルが昨年開通し、事業も完成に向けてかなり進捗してきました。
今日の現場見学会では、福士敦朗苫前町長、阿部俊一苫前町議会議長をはじめとする町関係者、事業実施者である留萌開発建設部、そして工事事業者等、多くの関係者が出席されていました。
地元の道議会議員として、この事業が一日も早く完成するよう、地元選出与党議員の稲津久代議士と連携し、取り組んでいく決意を、式典のあいさつの中で述べさせていただきました。
コメント