留萌管内林業情勢懇話会に出席しました。(2022年9月15日)

道議会第3回定例会が開会して3日目の今日は、議案等調査のため休会日となり、本会議はありません。休会日と言っても、道議、道職員にとって休日という訳ではなく、それぞれ質問や答弁の準備等を進めます。

私は今定例会では質問に立つ機会はないので、地元に戻り、留萌管内の4森林組合(留萌南部森林組合・留萌中部森林組合、遠別初山別森林組合、留萌北部森林組合)の組合長の皆様方との意見交換会「留萌管内林業情勢懇話会」に出席しました。

 全国の森林面積は国有林、民有林(都道府県・市町村が有する林もこちらに含まれる)合わせて2,504万8千ヘクタールで、北海道のそれは全国の5分の1強、約22.1%を占める553万5千ヘクタールです(※北海道林業・木材産業関連団体より)。

 うち留萌管内の森林面積は28万6,159ヘクタールで、全道の約5%、全国の1%です。全国、全道に占める割合は大きくありませんが、留萌管内の総面積の8割を森林が占めており、林業は地域にとって重要な位置を占める産業です。

 今日の意見交換会の中で、留萌地区森林組合振興会の志子田一郎会長(遠別初山別森林組合長)、留萌北部森林組合の吉田忠雄組合長、留萌中部森林組合の橋本修司組合長、留萌南部森林組合の吉本淳一組合長から管内林業の実情をつぶさにご教示頂きました。
・留萌管内のように林道の整備もまだ十分でなく、作業効率が他地域と比較して高いと言えない、いわゆる条件不利地にとって、造林事業の補助金の単価が十分でない。
・林業に従事する事業者は土木事業者が多く、仕事が比較的少ない冬季間でないと十分な担い手が確保できない事情に鑑みて、補助金の単価に冬季の除雪費用などを算定してほしい。
・留萌管内から加工場がある地域に運搬するにしても長距離になるため、原木の運搬費用に対する補助が必要だ。

などの管内の課題を伺いました。

 ゼロカーボン北海道の実現もそうですが、海の環境を良くし、水田・畑を守るためにも、森林の整備が欠かせません。北海道の林業と一言で言っても、地域によって条件等に大きな違いがあることを踏まえ、今後の議会議論に臨んで参ります。

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