羽幌町議会議員の皆様との意見交換会に出席しました。
例年留萌管内8市町村の議会議員の皆様と、市町村と道の課題に関し互いに意見交換し、情報を共有する場面を頂いておりましたが、昨年はコロナ禍と衆院選対応等もあり時間が取れませんでした。2年ぶりの開催となり、私の第一回定例会での質問の報告をした後に、道立羽幌病院の状況や道道の除排雪、離島振興、医師の確保等、地域課題について活発な意見交換をさせて頂きました。
森淳議長をはじめ、村田定人副議長、金木直文議員、磯野直議員、平山美知子議員、阿部和也議員、工藤正幸議員、船本秀雄議員、小寺光一議員、逢坂照雄議員、舟見俊明議員が出席して下さいました。
羽幌病院は今年度より常勤医が3名減って5名となり、通常の診察体制を縮小せざるを得ない状況となっています。道立病院局としても医師確保に尽力してくれていることを説明すると、10数年前に同様の事態が起きた時、救急搬送の受け入れが出来なくなる可能性が生じたというお話を伺いました。
留萌管内中北部で救急搬送の受け入れが仮に不可能となり、留萌市や旭川市に直接向かうことになったとすれば、地元の救急車が往復2~3時間他地域に向かうことになり、救急車がない時間が増えることになります。何としてもこの事態は避けねばなりません。
道立病院局としっかり協議し、対応を要請して参ります。
他にも、水田活用の直接支払い交付金の運用見直しへの対応、ゼロカーボン北海道実現の切り札とされている洋上風力のメリット・デメリット、甘えびの不漁、ウクライナ情勢を受けた各種資材高騰への対応等についてもご意見を頂きました。
また4月15日に網走市で発生し、白老町でも大量の鶏を殺処分せざるを得なくなった鳥インフルエンザへの留萌振興局の対応、留萌管内への影響等についても私からご説明しました。留萌振興局からも15名ほどの職員が事態発生直後からヘルプに入っており、しっかりと対応していることを伝えました。留萌管内には大規模な養鶏場等はなく、消毒などの措置が徹底されていることもあり、同様の事態が起こる懸念は低い旨お伝えしました。
離島の医師確保については、国家公務員、地方公務員の定年延長を実現する法律が昨年成立したことを受け、道立診療所の医師(現行は特例で70歳)を更に引き上げることも可能となっております。その為には道の条例を改正しなくてはなりません。この点、引き続き実現に向けて取り組んで参ります。
今日の羽幌町議会を皮切りに、以下のスケジュールで地元市町村議会の皆様と意見交換をして参る予定です。
・5月 9日㈪ 10:00 留萌市議会
・ 〃 16:00 小平町議会
・5月16日㈪ 11:00 初山別村議会
・5月23日㈪ 13:30 苫前町議会
・5月26日㈭ 16:00 増毛町議会
・5月27日㈮ 11:00 遠別町議会
・ 〃 13:30 天塩町議会
市町村の細かな情報を熟知しているのは市町村議会議員の皆様方です。基礎自治体と広域自治体の議員同士、しっかり連携して、より良い留萌管内づくりに邁進して参ります。
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