ブログ

寛容さを失わずに。

  • 0 245

 早朝のほとんど誰もいない時間帯にランニングに出ることが日課になりつつあります。トップページの写真は、今朝留萌市内のとある場所を通った時、目にした桜です。今年は皆で楽しく集まり、お花見ができる状況とはなりませんでした。来年の今頃はそうではなくなっているように頑張ります。

緊急事態宣言の延長。

 4月7日から5月6日までを期限とされていた政府の緊急事態宣言の延長が、昨日正式に決定されました。

 新たな感染者数が減少局面に入っているとはいえ、医療崩壊を招きかねない危険な状況であり、北海道をはじめ第二の波に見舞われている地域も多く、全く油断のできない状況であることを考えれば、妥当な判断だと私も感じます。この状況で解除されることに対する不安の方が大きいのではないかとも考えます。

 妥当ではありますが、なぜ当初の目論見通りのスケジュールで宣言を終えられなかったのか、政府は真摯に振り返って頂きたい。【与党➡ただただ礼賛】、【野党➡批判のための批判】という生産性のない議論は、国会は勿論、我々道議会も避けなくてはなりません。

 昨日の正式決定を受け、道庁の新型コロナウイルス感染症対策本部も10回目となる会議を開いています。

 鈴木直道知事はもちろんですが、保健福祉部の担当者をはじめ、この事態に対応してくれている道職員の頑張りに、心から敬意を表し、感謝申し上げます。

 昨日の会議の中で、以下の資料が示されています。

http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/singatakoronahaienkaigisiryou020504-6.pdf

 道が独自事業として進めて来た「休業協力・感染リスク低減支援金」は、当初4月25日から5月6日まで休業に応じることが条件でした。休業期間が延長される可能性については当初から言及はされていましたが、いざ延長が決まった際、以下にして休業に応じてくれている事業者の方々に説明を行うかが重要です。

 上記の資料の中で、「東京と比較して9日間短い」との表現がありますが、他自治体との比較よりも、率直に延長への協力をお願いする文言があれば尚良かったのではないかと感じます。日々の売り上げによってお店を維持している方々にとって、休業要請に応じる日にちが当初より9日間も伸びることが(更なる延長の可能性も否定できません)がどれほど重い意味を持つのか、行政も議会も改めて考えなくては。

 飲食店をはじめ事業所がこれ以上苦しくなり、倒産が増え、働く場所がなくなっていけば、税収も減り、年金はじめ社会保険制度が持続できなくなります。

 感染拡大防止と経済振興。常にセットでこの二つは進められなくては、北海道、国がなくなります。

 安倍総理は、14日の時点の状況を見据え、段階的な緩和もあり得る旨述べられています。東北6県に新潟県を加えた面積よりも尚広い北海道においては、道内一律ではない緩和のあり方も検討されるべきです。

 道本庁、留萌振興局の方々と情報交換、意見交換を進めます。

留萌市の取組。 

 昨日から、私の地元留萌市で、地元飲食店の料理を地元のタクシー会社が配送してくれる新たなプロジェクトがスタートしました。NHKが今朝、インターネットニュースで扱ってくれています。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20200505/7000020828.html?fbclid=IwAR1laQhIYO1E3g9o_uFH6lQxikuHa7HxkxXEOhyaOkqAJ0VvHQ18ZFppp4g

 どんな状況でも我々は食事をしなくてはなりません。外出を控えなくてはいけない今もそれは変わりません。特に、家にいなくてはならない時間が増え、何かとストレスもたまってきている今、せめて食事だけでも楽しみたいと思う人は増えていると思います。

 そんな時、地元のなじみのお店のなじみの味が自宅に届けられ、家族でそれを楽しめる。それと同時に、客足が減り困っている飲食店、そしてタクシー事業者の方々にとっても助けとなる。

 留萌市以外にも既に他の自治体で同様の事業は見られます。今後更に広がり、「巣ごもり需要」が着実に掘り起こされていくことが期待されます。

 この事業を可能としているのは、4月21日に国土交通省が公表した、タクシー事業者が客以外に荷物や食料品を運ぶことを可能とした特例措置によるものです。緊急事態宣言が延長されることが決まった今、この特例も延長されるものと思われます。

 この事業を考案されている留萌市役所の担当者の方と、この間様々な意見交換をさせて頂きました。私からも愚案をいくつか提示させて頂きました。国交省の特例が延長され、継続が可能となれば、今後高齢者や妊婦の方等、特段の配慮を必要とする方々向けのメニューを飲食店の皆さんに考案して頂き、更なる充実を図ることも可能です。

 先に示された「新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金」も組み合わせ、地域それぞれが知恵を絞り、この苦境を何としても乗り越えて参りましょう。

寛容さは失わずに。

 今朝のテレビニュースによると、地元以外のナンバーを付けている車が、サイドミラーを折られたり車体を蹴られたりと、「県外ナンバー狩り」のような事例が発生しているそうです。

 単身赴任で当該地域に来て、ナンバーをご当地のものに変えていないだけだった人や、やむを得ず他地域から仕事で来た人など、不要不急の外出に当たらない人たちが被害に遭っている状況が報じられていました。

 誰もが今、精神的余裕を失いつつあります。真面目に自粛に応じている人が、そうでない(と思われる)人に対し、疑念を抱く気持ちもわかります。私の地元にも、地域外から来たと思われる他地域ナンバーを付けた車が多いことを指摘する投稿がSNS上で見られます。

 不要不急の外出をした人に対する罰則規定がない今、強制力を持ってこのような行動を止めることはできません。当然ですが、不要不急の外出をしている人たちならどんな目に遭ってよいとは思いません。

 それぞれが自分自身の良識として適切な行動をするしかない今、互いに寛容さを失わずにいたいものです。

 連休も残すところあと1日となりました。

 「自分は症状が出てないから大丈夫。熱もないし怠さもない。だからちょっとくらい出かけても大丈夫」

 こう考えている人はいませんか。身の回りにこのような考え方をしている人はいませんか。

 感染者イコール症状の出ている人、ではありません。症状のない人でもウイルスが体内にあり、感染している人もいる可能性が指摘されており、そのような人たちがあちこちに出かけ、多くの人と接触することで、感染が拡大していく可能性があるのです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-3

 自分自身と大切な人の命を守るため、そして今の瞬間も患者さんのケアに当たってくれている医療従事者の方々、休むことができないエッセンシャルワーカーの方々、政府、各都道府県、市町村の行政の方々の負担を減らし、収束の日を近づけるため、残された連休期間、外出を控えることを互いに徹底していきましょう。