政府の臨時交付金が公表されました。

皆で行動変容を!

 今日から大型連休が始まります。

 昨年は家族と一緒に生まれ故郷の釧路に久しぶりに帰省しておりました。多くの方々が新たな令和の時代を迎えるにあたり、それぞれ計画を立て、休暇を過ごされたことと思います。

 今年は事情が大きく異なります。新型コロナウイルス感染症の感染拡大がまだ収束しておりません。政府の専門家会議は5月1日、引き続き外出抑制等の行動変容が必要だとの提言を政府に行いました。全国的に感染者数は減少傾向にあるものの、その速度が当初の期待通りではないとの認識を示しています。

 これを受けて安倍総理は同日、緊急事態宣言の延長を4日に正式に決める旨の表明をされました。宣言の延長は全国一律になされる見通しです。

 各種報道によると、専門家会議の提言では、感染者一人が新たにどれだけの人に感染させるかを示す「実行再生産数」は、全国平均で確実に低下しているそうです。

 2.0(3月25日)➡0.7(4月10日)

 1を下回るということは、感染者数は今後減っていくことを示しています。それではなぜ宣言の延長が必要なのかという疑問が出てきます。

 その理由は、

①医療態勢が切迫している

②対策を緩めた場合の再燃が県される

の二点が挙げられています。

 減少傾向が見られている今こそ、医療従事者の負担をこれ以上増やさないようにして、この流れを確実にするために、行動変容を皆が行い、警戒していくしかないのです。

 連休初日の今日、留萌はまずまずの天気です。ここ数日、釣り人をはじめ、市外、管外から来られたとみられる方々が多く見られるとの指摘を受けました。特に漁港に入って釣りを行う方々が多く、漁業者の方々は操業の妨げとなっていること、また感染拡大につながるのではないかということに大きな不安を感じています。

 普段なら、多くの方に留萌管内に来てもらうことをお願いするのが私の立場ですが、今は全く真逆のお願いをしなくてはなりません。

 留萌管外の方々、今はこちらに来るのを是非ともお控え下さい。管内の方々も、管内を移動したり、管外に出かけることを控えて下さい。

 今の状況が改善された時に、是非管内にいらして下さい。海のもの、山のもの、美味しいものが沢山あります。それを生み出す自然の美しさ、人々の温かさに是非触れて下さい。

 素晴らしい地域を守るため、今は地域に来ることを控え、感染拡大防止に第一に最優先に取組んで下さいますよう、お願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金の配分が決定。

 一方で、警戒態勢が続くことで更なる打撃が経済を襲います。留萌市、留萌管内にいても、切実な声が私に届けられます。

 「5月7日以降の緊急事態宣言、休業要請の継続は、事業者、生活者への自殺要請だ」との強い懸念を示している経営コンサルタントの方もいます。

 感染拡大防止の流れを着実にするのと同様に極めて重要なのが経済の下支えです。

 5月1日、地方にとって待望久しかった「新型コロナウイルス感染症対応地方臨時交付金」の配分額並びにおおよその内容が内閣府から示されました。

 私の地元でも、留萌市がこれまで3弾に渡る地域経済応援プロジェクトを講じていますが、このような地方の取組の財源的な裏付けを与えるものとして、この臨時交付金の果たす役割は極めて重要です。

 今日、留萌振興局の赤坂誠司地域創生部長が概要の説明に事務所まで来て下さいました。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止を図るとともに、これにより影響を受けている地域経済、住民生活を支援するため、ソフト事業をベースとしつつも、ハード整備にも活用できるとされています。職員人件費や用地取得費等、充てられないものもありますが、自治体の判断が概ね反映される、自由道の高いものです。 

 配分額で言うと、北海道、私の地元留萌管内8市町村に対するものは以下の通りとなっています。

○北海道 183億2,890万3千円

○留萌市 1億3,648万8千円

○増毛町 6,161万1千円

○小平町 5,037万9千円

○苫前町 4,876万7千円

○羽幌町 7,906万1千円

○初山別村 2,529万円

○遠別町 4,396万3千円

○天塩町 4,887万7千円

 この交付金の真正期日は今月29日正午厳守とされています。私は実務を担う行政サイドの人間ではありませんが、建設的な意見をお伝えすべく、地域の声を改めて可能な限り集めていきたいと思います。

 出口はどこだ?

 緊急事態宣言の延長が確実な中、この疑問が私の頭の中にもよぎります。

 「この状態はいつまで続くのか。どの様な状況になったら変わるのか」

 大阪府の吉村洋文知事がこのように述べています。出口戦略の重要性は多くの方々が指摘しています。

 我慢の先に何があるのか、それはどれくらいの我慢の後にやってくるのか。私自身、具体的なものを示せる状況にはありませんが、これが見えれば、新型コロナウイルス感染症の闘いに臨む国民一人ひとりの士気を守ることができます。

 4日、安倍総理から、ある程度具体的な出口戦略が示されることを強く期待しています。

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