トド被害に係る水産林務委員会随時調査に参加しました。(2025年5月15日)

 今日は道議会水産林務委員会の桐木茂雄委員長、小泉真志副委員長がトド被害に係る調査の為、留萌管内を訪問して下さり、私も同行いたしました。

増毛町の別苅漁港を視察。
地元若手漁業者のリーダーである林一了さんと。

 増毛町漁業協同組合の石田和夫組合長から、トド被害が昨年同時期に比べて本年は突出して多い状況の説明を受けました。

 出漁すれば網を食いちぎられて被害が生じ、休漁すれば資材損耗の被害はないものの、そもそもの収入源である漁獲が得られず、どちらにしても漁業経営はダブルパンチの損失を被ります。

 トドも人に慣れており、姿が見えても船が近付いてくれば海に潜り、遠ざかればまた顔を出すようです。ハンターが射撃を試みても揺れ動く船上からは射止めるもの難しく、威嚇のための音を出しても威嚇と見抜かれているのか、あまり効果はないとのことです。

 午後からは水産林務委員長も務められ、水産行政に精通されている冨原亮道議会議長も来萌され、管内4漁協の皆様と対策会議に臨みました。

対策強化に向けて冨原亮議長が力強いご挨拶を述べて下さいました。
地元道議の私からもご挨拶を述べました。
留萌振興局産業振興部水産課の担当者から現状の説明がありました。

 増毛町では本年3月のトドによる被害額は対前年比で何と5倍以上の増えています。

 ハンターの育成、捕獲に係る費用の助成といった捕獲の強化と、生じた被害への補償の両面から、対策を強化していくしかありません。

 留萌管内の漁業は、昨年はホタテ稚貝の深刻な採苗不振に見舞われ、今年はトドによる深刻な被害を受けています。管内の基幹産業を守るため、道議会自民党会派内でプロジェクトチームを近々立ち上げ、道庁水産林務部の皆様との連携を深めて参ります。

 

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