道議会令和6年度第三回定例会が閉会しました。 (2024年10月4日)

 本日午後1時からの本会議で、9月10日に提案された令和6年度補正予算並びに9月25日に追加提案された追加補正予算が可決しました。

 改めて主な内容を以下にお示しします。

(1)令和6年補正予算359億191万7千円(9月10日提案、一般会計)
●JR単独維持困難線区支援事業費補助金…1,500万円
 ➡持続的な鉄道網の確立に向けた各沿線協議会の取組を支援する。
●国立公園インバウンド誘客促進調査事業費…2,276万2千円
 ➡日高山脈襟裳十勝国立公園の指定を契機としてインバウンド誘客促進に向けた取組を支援する。
●電子処方箋の活用・普及促進事業費…5億6,719万9千円
 ➡電子処方箋を道友する民間施設への支援並びに道立施設への導入に係る経費を計上。
●介護サービス事業者協働化等促進事業費補助金…7,200万円
 ➡介護事業所の事務負担軽減を図るため、複数事業者による事務の協働化等の取組を支援する。

(2)令和6年追加補正予算8,482万7千円(9月25日提案、一般会計)
●北海道議会議員補欠選挙費…8,482万7千円
 ➡釧路市選挙区(定数3)において欠員が2名生じたことに伴い、補欠選挙を実施する。

 また開会日冒頭に議決された決議案に加え、閉会日の本日、4つの意見案が可決されました。

◇4つの意見書
1.オンラインを活用した接見交通の実現求める意見書
⇒広域分散かつ積雪寒冷という本道の地理的特徴に鑑み、弁護人が被疑者等と接見する機会を本道全域で都市部同様に確保するため、接見の秘密が補償される態様でのオンラインを活用した接見交通の実現を国に求めます。

2.ロシア機による領空侵犯に関する意見書
 ⇒9月23日にロシア軍の哨戒機が本道の礼文島北方の日本領空を3度に渡り侵犯し、わが国として史上初となるフレアによる警告灯の措置がなされたことを受け、ロシア政府に対し領空侵犯の原因及び再発防止を求める毅然とした外交交渉をすること等を国に求めます。

3.気候変動に対応した石炭の高度利用と産炭地振興に関する意見書
 ⇒世界中で石炭の利用からの脱却が図られる中で、依然として一次エネルギーとして石炭が使われる割合は高く、また我が国においても超高効率石炭火発の研究が進められている事等に鑑み、環境に配慮した高効率石炭火力発電を推奨し、GX同様に石炭火力発電に対する金融等投資環境を整えること等を国に求めます。

4.予防のためのこどもの死亡検証(Child Death Review)に関する意見書
 ⇒平成30年12月8日に成育基本法が成立し、成育過程にあるこどもが死亡した場合における死因等に関する情報の収集、管理、活用等に関する体制の整備等が謳われ、「予防のためのこどもの死亡検証(CDR)」という概念が確立し、令和2年よりCDR具体的な取組が始められています。CDRを行うに必要な予算の確保や個人情報収集の取扱い等に関する法令の整備を国に求めます。

 9月27日、石破茂氏が第28代自由民主党総裁に選出され、10月1日、第102代内閣総理大臣に就任されました。その石破総理は9日に衆議院を解散し、15日公示、27日投開票の日程で衆院選を行う方針を示されました。

 待ったなしの戦いが間もなく始まります。定例会も終わり、私も自由民主党北海道第十選挙区支部幹事長として、公明党稲津久代議士の勝利に向け、応援に尽力して参ります。

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