日本の安全保障と留萌港の利活用。(2023年11月20日)

 先週15日水曜日に陸上自衛隊第二師団を訪問し、留萌駐屯地の充実・発展の要望をしたことに続き、今日も自衛隊関連の活動をして参りました。

 旭川空港から羽田空港へ飛び、午後1時過ぎ、市ヶ谷の防衛省を訪問。

 海上自衛隊と留萌市の連携強化を求める要望活動に参加致しました。

中西俊司市長から稲田丈司海上幕僚幹部総務部長へ要望書を手交。

 留萌市は重要港湾留萌港を持ち、これまでも海上自衛隊の艦艇が多数寄港してきました。今年は青森県の大湊地方隊の所属する多用途支援艦「すおう」をはじめ、ミサイル艇「わかたか」、掃海艇「あおしま」、「いずしま」等、多くの寄港がありました。

 特に「いずしま」寄港時には、初めて燃料搭載作業が行われました。海上自衛隊の活動を助ける留萌港としてのポテンシャルが見えて参りました。稚内から約160㎞、函館から250㎞、大湊から300㎞と、北海道日本海側のほぼ中央に位置し、津軽海峡と宗谷海峡双方の有事に対応でき、大都市札幌侵攻を企図した有事があった際にも迅速に対応できる場所に位置する留萌港は、我が国の防衛戦略上、重要な港湾だと言えます。

 また留萌地域は、1945年8月22日、樺太からの引き上げ船である小笠原丸、第二新興丸、泰東丸の三船が旧ソ連の軍艦から攻撃を受け、三船の合計乗船人数5,082名の3分の1強にあたる1,708名の方々が犠牲になるという、悲しい歴史を持つ地域です。留萌地域の政治家として、歴史的事実に鑑みても、海上防衛の重要性を痛感しています。

 稲田海将補は以前に留萌を訪問されたご経験もあり、日本海側の重要性を十二分に認識されていました。食料安全保障の観点から、留萌港に小麦の備蓄施設を新設する事業が進められています。国家安全保障の観点からも、留萌港が果たすことの出来る役割は少なくないはずです。

 明日は札幌市内の北海道防衛局、北部方面隊を中西俊司市長をはじめ関係者の皆様と訪問する予定です。日本の安全保障環境が戦後最も複雑化し、厳しさを増している今、留萌地域が国民の生命と財産を守る上で大きな貢献が出来るよう、私も頑張ります。

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