有害鳥獣対策に向けた果樹生産地帯の連携。 (2024年2月19日)

 2月9日の活動報告にまとめたように、増毛町のリンゴを中心に年明け以降、エゾシカによる食害が発生しています。

 それへの対応を模索すべく、今日は仙北要増毛町果樹協会会長とJAるもい増毛支所の佐藤亮人生産販売課長と共に岩見沢市へ向かいました。

岩見沢市役所で説明を受けました。

 岩見沢市役所では、農政部の原政裕部長、武田弘毅農務課長、村山亘主任から、平成20年・21年度に採られた高さ3mのフェンスを設置した対策等、一連のエゾシカ対策の概要について説明を頂きました。空知総合振興局からも東智岳産業振興部長はじめご担当者が同席して下さいました。

 留萌振興局からも岸田隆志地域産業担当部長、後藤卓農務課農業経営係長が、留萌農業改良センター南留萌支所の秋松祐子主査が同席して下さいました。

 その後毛陽町の東井果樹園を訪問し、実際に現地の様子を視察させて頂きました。

東井源会長からご説明を頂きました。

 増毛町において同様の対策を講ずるにしても、事業費がいくらになるのか、国や町の支援を受けるにしても残る部分を生産者が負担し得るのか等、課題はありますが、今後の対応策を講じる上で大きな参考となりました。

 道内では増毛町のみならず空知、後志管内にも果樹生産者が多くあり、食害をはじめ課題に対する先進的な取り組みを共有していくことが重要です。

 本日の視察を踏まえ、生産者同士のコンセンサスをまとめた上で、農協と連携して町との協議が進められることになります。その際には広域自治体である道が幅広く道内の事例について情報提供をすることが期待されます。

 ご案内頂いた岩見沢市、空知総合振興局のご担当者の皆様、同行下さった留萌振興局の皆様に感謝申し上げます。

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