総理秘書官を務めていた方が、性的少数者を差別する発言を報道関係者とのオフレコ懇談の際に行い、更迭されました。
更迭の理由について岸田総理は、性的少数者を差別することは決して許されず、内閣の考えと全く相容れないとの考えを示されています。
発言の内容を新聞記事で見ましたが、あまりにひどく、オフレコの建前であっても、公的な立場に就いている方が口にしてはならないものだと感じます。
オフレコはその名の通り、録音等の記録に残さない前提のものであり、どんな内容であってもオフレコの前提で行った発言が公にされるのはいかがなものかという考えもあると思います。しかし、総理秘書官という極めて重い立場に就いている公人にとっては、オフもオンもなく、常にオンの立場にいるものと考えなくてはならないのでしょう。
過去を振り返れば、私が小学生くらいの頃、ゴールデンタイムのバラエティ番組でも、性的少数者を笑いの対象にするコントが普通にテレビで放映されていました。私たちも学校のクラスでそのようなネタを真似していたものです。
性的少数者に対する理解は、社会全体でまだまだ十分に広がっていません。今回の契機に国会では理解増進を図る法律の制定を目指すようですが、スピード感をもって進めるべきです。同性婚の法制化についても、私は前向きに検討し、論点を整理していくべきだと考えます。
少数派を差別し、阻害することは保守政治の理念に相反することです。多様な価値観を認め合い、少数者を差別するのではなく守るのが保守政治であると、私は考えています。
今日は道議会議会運営委員会が開催されました。
第31期道議会の最後の定例会は、2月17日から3月8日の会期で開かれることが決定しました。
道議選告示まであと50日と闘いの時期は刻一刻と迫っていますが、現職の道議として、定例会での議会議論にしっかりと臨んで参ります。
今定例会でも一般質問の機会を得られそうですので、眼前の課題はもちろんですが、中長期を見据え、この間の北海道開拓の歴史に思いを馳せながら、持続可能な北海道をいかにつくっていくかを考え、骨太の議論をしたいと考えています。
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