留萌教育局の皆様との勉強会。(2025年12月9日)

 昨夜遅く、留萌にしては珍しく揺れを感じました。

 青森県東方沖を震源とする地震が午後11時15分頃発生し、八戸市で震度6、函館市で震度5強と強い揺れが起きました。気象庁は今日の未明に、巨大地震の発生可能性が平常時より相対的に高まったとして「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発令しました。

 後発地震注意情報という制度は2022年12月に運用が始められましたが、今回は初の発令となります。これからしばらくは巨大地震の発生に対する備えをいつも以上に万全にしておく必要があります。不確かな偽情報に気を付けつつ、正しく恐れ、備えていかねばなりません。

 被害に遭われた方々に心からお見舞いを申し上げます。

 道議会第四回定例会は現在予算特別委員会が行われています。私は今定例会では委員会に入ることはなかったので、今日は地元で活動を行いました。

 毎年今時期には、私と二人三脚で留萌管内発展のために活動を頂いている留萌振興局、道教委留萌教育局の皆様と勉強会を行っています。今日は16時半から大畑明美局長をはじめとする留萌教育局の皆様が事務所に来てくださいました。

大畑明美局長からご挨拶を頂きました。

 今年の勉強会のテーマは、
1.旧留萌高校校舎等の利活用の状況について
2.留萌管内教職員における人材育成について
の大きく分けて2点です。

 旧留萌高校については、平成30年3月に閉校して以来、校舎等は遊休化した状態にあります。しかし令和5年度から3年間、部活動の地域移行における実証研究として、道教委、留萌市教育委員会、留萌HEROs少年野球協会の三者による協定が締結され、グラウンドが野球練習に使われる等、校舎等の利活用に近年新たな動きが出来てきました。

 また今年度は、陸上自衛隊北部方面隊が情報訓練に伴う宿泊地として旧校舎を活用したり、公共工事の車両置き場として使うという流れも出てきました。

 私も令和4年5月に留萌市議会議員の皆様と視察に行って以来現状を確認していないので、来春以降、状況を見に行きたいと考えております。留萌教育局の皆様には、民間企業等の方々が買い上げて利活用したいと検討してくれていたとしても、買い上げた後の修繕費用が莫大なものとなればその決断に二の足を踏むことが考えられることから、最低限のケアを行ってほしいと伝えました。

 2.の管内における教育人材の育成については、同一学年や同一教科で複数の教員が配置されていない小規模校が多く、教員は一人で学び、一人で業務を行い、研修時間が取れず、身近に相談できる相手がおらず、また教材研究や授業準備の時間不足により教育水準の維持が困難でミドルリーダーの育成が進まないという悪影響が出ていると言われている留萌管内の教員の皆様が置かれている現状に鑑み、


○みらいの教員育成プログラム
○教員採用候補者選考留萌管内地域枠採用(小中学校教諭)
○バーチャル空間を活用した人材育成

等の取組を行っていることについて、ご説明を頂きました。

 オンラインやバーチャル空間などの技術を用いて、地理的に大都市圏から離れている地域で頑張っている教員の方々にも研修に参加し、互いに悩みを打ち明けられる環境を整備する事業が行われています。

 教育は未来の人材を育成する、地域づくりを進める上で最も重要な課題です。その教育は、人口の過多に関係なく、どこでも良いものが提供されるようにしなくてはなりません。

 これまでの私の教育に関する議会議論は、高校の活性化、存続というハード面に特化していましたが、これからはこのようなソフト面の政策に一層注目して参りたいと考えます。

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