北方領土復帰期成同盟留萌地方支部通常総会に出席しました。(2023年5月26日)

　今日は午後一時半から留萌振興局において、北方領土復帰期成同盟留萌地方支部の通常総会に出席しました。

　昨年２月にロシアによるウクライナ侵攻が勃発し、日本がロシア制裁に踏み切ったこともあり、日ロ関係は戦後最悪の状況にあります。いかなる経緯があるにせよ、武力による現状変更に踏み切ったロシアを支持することはできず、制裁は当然のことです。しかし、北方領土問題に関して交渉出来る状況にないことは、高齢化している元島民の皆様のことを考えると、とても残念な状況です。

　ロシアの政治体制が未来永劫、今のまま続くわけではありません。日ロ間でまたしっかりと領土交渉が出来る状況に戻る可能性もゼロではないのです。

　留萌管内は根室地域のように、海の向こうに四島を見ることが出来る地域ではなく、日常的に北方領土問題を意識することが難しい地域ではありますが、１９４５年８月２２日に起きた三船殉難事件のように、旧ソ連との関係では不幸な歴史を持つ地域でもあります。交渉は進まなくとも、島の返還を国民が諦めれば、この問題はそれで終わってしまいます。

　関心、思いだけは失ってはならないと、改めて感じました。