活動報告

皆で力を合わせてコロナ禍に立ち向かおう~「るもい介護事業者コロナ対策連絡協議会」を設立しました~

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 4月26日月曜日午後一時から、留萌産業会館において「るもい介護事業者コロナ対策連絡協議会」(略称「る介連」)の設立総会を開催致しました。

 

(理事メンバーで事前の会場設営)

 (設立総会後に皆で記念写真)

 

 留萌市内に拠点を置く19の介護事業所のうちほぼ全ての17事業所に御参画を頂き、発足を迎えることが出来ました。

 4月25日に三度目となる緊急事態宣言が東京や大阪などの大都市圏に発令されました。北海道においても、4月末から一日当たりの新規感染者が200名を超え、感染拡大局面に入っています。留萌管内においても、これまで(5月1日時点で)51名の感染者が確認されています。

 

 私はる介連の顧問に就任することとなりましたが、これまでは発起人会の一員として、事務局の役割の担って参りました。私は道議会議員であり、介護事業所に勤務している訳ではなく、過去に勤務した

経験もありません。その自分がなぜ発起人の一人となり、る介連の設立に関わったのか。

 そのことをご説明いたします。

介護事業者の連携の必要性を痛感

 今年1月以降、留萌管内でもクラスター感染が2件発生しました。そのうちの1件は、介護事業所での発生です。

 新型コロナウイルス感染症に感染した際、体力の弱い高齢者が重篤化しやすいことはこれまでの事例で明らかになっています。高齢者を利用者として抱え、命を守る責任を負っている介護事業所では、他業種に比べて厳格なコロナ対策が求められます。

 1月、クラスター感染が発生した際も、いかにして自身の施設の利用者と働くスタッフの安全を守るか、感染状況に関する正確な情報を得るか、皆様が大変なご苦労をされました。地元の道議会議員として私も出来る限りの対応をしましたが、介護事業者が互いに日頃から交流し、連携を深め、このような有事の際にしっかりと協力して対応できる体制をつくることが必要ではないのかと強く感じました。

 そのような想いを、自身の施設でクラスターが発生したファミリーケアサポートの田中卓さん、留萌管内最大大手であり、自民党留萌支部長としていつもご指導を頂いている萌福祉サービスの水戸繫男会長にお伝えしたことろ、「介護事業者が横のつながり深め、一緒にコロナ禍に立ち向かっていける組織を作ろう!」と、新たな組織をつくることになりました。今年1月中旬の頃です。

発起人会を結成

 新たな組織をつくるには、まず下準備が必要です。

 水戸会長、田中さん、私以外に、志を同じくする「同志」を集めることに。数人にお声がけしたところ、七福神代表の西谷英樹さん、サンライズ留萌の野原さん、そして留萌商工会議所専務の川村さんが私たちの想いに賛同して下さり、発起人会を結成することになりました。

 以下は発起人会の活動経過です。

・2月12日 初顔合わせ

・2月19日 第一回発起人会

・2月22日 第二回会合

・3月 1日 第三回会合

・3月 8日 第四回

・3月29日 第五回

・4月 5日 第六回

・4月16日 第七回

 

 初顔合わせを含めて計8度に渡る打ち合わせの中で、会の名称、活動の方向性、理事メンバーの人選などについて検討を重ねて参りました。

 また昨年5月に発足している江別市の「江別市介護保険施設感染症対策ネットワーク」を先行事例として研究し、同ネットワークの事務局長を務められている北海道友愛福祉会静苑ホームの市川茂春施設長に電話でお話を伺い、発起人会の中で私から説明も致しました。

 この中で、留萌市議会の小野俊雄市議会議長、留萌市の渡辺俊之副市長にもオブザーバーとして御出席を頂き、ご助言を頂きました。

 そして、昨年来続いているコロナ禍に介護事業者が皆で結束して立ち向かうことを会の趣旨として、名称は「るもい介護事業者コロナ対策連絡協議会」とすることを考案し、4月26日に設立総会を開催することを決定しました。

 4月9日、10日の二日間で、私から市内全19事業所にご案内をお届けし、その結果、ありがたいことに17事業所から入会のご返信を頂きました。

 

設立総会を開催

 4月26日㈪午後1時より設立総会を開催。来賓として中西俊司留萌市長、宇野稔弘留萌振興局長に御出席を頂きました。

 (総合司会はファミリーケアサポートの田中卓さんが務めました)

 

 (発起人会の一人である留萌商工会議所の川村真二専務にもご出席頂きました)

 

 (発起人会の一人として冒頭私から会の趣旨並びにこれまでの活動についてご説明しました)

 

 (総会議長の西谷英樹さんは「他の地域から参考にされ、真似をされるような組織にしたい」との熱い思いを語って下さいました)

 

 

 設立総会の総合司会は田中卓さん、議長は西谷英樹さんが務めて下さいました。

 規約案、会の活動方針案、役員体制案、今年度の入会金・年会費等の議題について審議がなされ、発起人会でお示しした案が承認されました。

 令和3年年度、るもい介護事業者コロナ対策連絡協議会は、以下の体制でスタートすることとなりました。

 

◎ 相談役  …川村真二  留萌商工会議所専務理事

◎ 顧問 …浅野貴博  北海道議会議員

◎ 理事長  …水戸繁男  (株)萌福祉サービス

◎副理事長…西谷英樹  七福神

◎副理事長…田中卓   (株)ファミリーケアサポート

◎副理事長…野原正好  サンライズ留萌

◎ 理事 …鈴木進   居宅介護支援事業所サンタ

◎ 理事 …三輪英則  居宅介護支援事業所季実の杜

◎ 理事 …佐々木哲平 (株)コンフォート

◎ 理事 …松井佳夫  やさしい手江戸訪問介護事業所

◎ 監事 …田下啓一  留萌市社会福祉協議会

◎ 監事 …八幡国靖  グループホーム自由ヶ丘

◎ 会員 …下田智   NPO法人ウィッシュ

◎ 会員 …佐久間啓輔 訪問介護事業所ぬくもりの家

◎ 会員 …小野孝二  小規模多機能ホームあかしあ

◎ 会員 …谷口ゆかり 留萌地域ケアプラン相談センター

◎ 会員 …堀井靖之  ヘルパーステーションピース

◎ 会員 …加藤公平  有限会社なの花介護サービス

◎ 会員 …杉本綾子  シニアライフあや

 初代理事長に就任された水戸繫男さんからは、

「今、最も厳しいコロナ禍に見舞われています。このような状況だからこそ、市・道・国、そして事業者が一つとなって協力しなければなりません。我々協議会も、行政と同じベクトルに立って連携し、コロナと戦い抜く所存です。私の想いは『高齢者の命を守る』、これに尽きるので、どうぞ皆様のご協力をお願い申し上げます」

と、力強い決意表明がありました。

 

 来賓として御出席頂いた中西俊司市長からは、

「行政と介護事業者が連携を図るこの協議会の立ち上げが、コロナ禍の中、これから様々な問題の解決に繋がっていくと大いに期待するところです。また、この組織はコロナの問題だけでなく、高齢者の割合が多くなる留萌市の政策立案に向けての意見交換や、ワクチン接種の問題など様々な分野でも連携を図ることができるものと期待しております。また6月の議会で提案する予定の『地元企業応援基本条例』では、地元企業の組織化を謳っております。このような協議会にも積極的に利用して頂ける条例にしたいと考えております。様々な面で皆様と協力させて頂きます」

と、大変ありがたいお話を頂きました。

 宇野稔弘振興局長からは、

「このような介護事業者による協議会の立ち上げは、北海道で初めてあり留萌がモデルケースとなり北海道内でも同じような協議会が生まれることを祈念しています。このことは、先日鈴木北海道知事に報告し、知事も感心を持っているところであります。」

とのお言葉を頂き、更に、

「札幌や旭川といった都会で発生するものでなく、私たちが住むこの地域でも、変異ウイルスの脅威に晒されていることを懸念しております。そのような中、道としても本日立ち上がった『るもい介護事業者コロナ対策連絡協議会』と積極的に関わり、道民の命を守って参る覚悟です」

とのご祝辞を頂きました。

 

 介護事業者の横の連携を深めることが主たる目的であり、同時に道、市の行政との連携も重要なテーマです。中西市長、宇野局長の御祝辞に、大変大きな力を頂いた思いです。

 

高齢者、介護従事者を守る

 今後は理事会が「る介連」の運営方針を決める主な役割を担います。

 同時に、

(1)感染症対策部会

(2)研修・育成部会

(3)連携・企画部会

の三つの部会が設置し、クラスター感染の防止をはじめとするコロナ対応を進めながら、慢性的な課題である人材不足への対応、会員相互の連携強化等を進めていく予定です。

 取り急ぎ取り組むことはワクチン接種への打ち合わせです。

 留萌市内では市役所の担当部局の方々が、市内約7,600名の高齢者に対するワクチン接種の準備を進めています。すでに接種を受けた高齢者の方々の体調にどの様な変化があったのか等、他地域の事例を各介護事業所に伝えることで、接種後の万が一の体調変化に備えることも可能となります。

 またクラスター感染が発生し、その対応に追われた経験を、副理事長である田中卓さんから協議会の会員に伝えて頂き、いざという時の初動はどうあるべきかを皆で学ぶことも行いたいと考えています。

 感染防止策はどの事業所でも懸命に取り組まれているものです。「自分たちのところだけでしっかりやれているから大丈夫」という考えもあるのでしょうが、感染症対策に完璧はなく、どれだけ万全を期していても、思わぬところから感染者が出てしまうこともあります。

 自らの施設の良い取り組みを他に伝える、他施設の取組も参考することで、地域の感染防止レベルが底上げされることに繋がると考えます。

 更には感染症対策を一義的に担う道、保健所と不断に意見交換をし、介護の現場の状況を伝え、互いに顔の見える関係を構築していくことも必要です。

 私は顧問として、引き続き協議会の運営に協力し、介護事業所における感染防止に貢献して参ります。そして、留萌市内での連携を皮切りに、留萌市に隣接する小平町、増毛町をはじめ、留萌管内1市6町1村に連携の輪を広げていく役割を担う考えです。

 る介連の勝負はこれからです。留萌市で始まった新たな動きが高齢者、高齢者を支えるスタッフの皆様の安心につながり、他地域にとっても良い事例となるよう、頑張って参ります。