激動の5月
当初5月16日から31日までの期間とされていた緊急事態宣言の延長が決まりました。
留萌管内も、昨年コロナ禍が始まってから今年の4月まで累計53名だった感染者が、5月の一か月だけでこれまでの累計に匹敵する43名の方々が新たな感染者として報告されました。4月末からの大型連休の間に、人流並びに接触が増えた結果なのでしょうか。昨年の5月は留萌管内の感染報告がゼロだったことを見ても、政府、道による行動自粛の要請が効果を大きく失ってしまっていることが感じられます。留萌市役所の中でクラスター感染事例が発生しました。
コロナ禍以外でも、紋別と稚内の漁業者の方が海難事故に遭い、尊い命が失われるという極めて痛ましい事態が発生しました。稚内の方々はサハリンに連行されたままであり、人命を最優先する観点に立った交渉を、政府に強く望みます。
6月がスタートしました。新たな気持ちで目の前の困難の解決に邁進していきたいと思います。
議長候補選び
6月1日、2日に道議会公務がありました。緊急事態宣言発令下でありますが、道の予算や条例、各種政策について審議する道議会公務は不要不急の行動ではなく、感染防止対策がしっかり講じられ、議員各自が最大減感染防止に気を付けながら、公務は粛々と進められました。
今年は2019年の統一地方選挙から丸2年が過ぎる年であり、議会で言ういわゆる「前期」2年が終わり、「後期」の2年間を迎えます。6月はちょうど切り替わりの月です。
道議会では、議長、副議長に加え、各常任委員会、特別委員会の委員長、副委員長が新たに選任されます。各議員の所属委員会も入れ替わりとなります。
最大の注目は、やはり議長ポストでしょう。
議長は、最大多数を構成する我が自民党・道民会議から選ばれるのが慣例となっています。我が会派の中では、当選5期の議員が議長の任に堪えうる経験、見識を持ち得るとされ、当選5期の方々から議長を選ぶこととなっています。
6月1日17時に、議長を目指す方の立候補の受付がなされ、2日にそれぞれの所信表明があり、投票が行われ、最終的に釧路市選出の小畑保則道議が当選を果たされました。
小畑道議は、釧路市の私の実家の父と高校の同級生であり、私が自民党に入党する以前から、何かを目をかけて下さり、ご指導を頂いた方です。期数の少ない若手議員の面倒を見る親分肌の方であり、2018年10月に私が自民党に入党する際にも、当時の自民党道連幹事長として、留萌管内の自民党支部長の方々としっかり向き合って下さいました。
所信表明の中で、議員のなり手不足解決の方策の一つとして、議員の立場の強化を目指すとのお話をされていました。コロナ禍を克服するために、知事に対してもしっかりモノを申し、車の両輪である議会での議論を活発化させたいともおっしゃっていました。
議長は自民党会派を超え、全議員をまとめる立場にあります。小畑新議長の人間味あふれる指導力に強く期待しています。
小畑道議と決選投票を争い、最後の最後までぎりぎりの闘いをされた吉田正人道議(稚内市)も素晴らしい方です。議長選挙の所信表明では、道民の防災拠点の一つとして道議会を活用したいというビジョンを表明され、私も大きな感銘を受けました。
他にも名乗りを上げた千葉英守道議(札幌市中央区)、中司哲雄道議(根室管内)も熱い想いを披歴されていました。5回もの長きにわたり選挙を戦い抜き、議会活動の経験を積み重ねた先輩方の見識はやはり重みがあります。
この先、私自身がどれだけ道議会議員としての立場を得られるかはわかりませんが、もし、今回議長選挙に出られた方々と同じキャリアを踏むことができたとしたら、同様に確かなビジョンを語ることができる議員でありたいと強く感じました。
これからの活動
新議長、新副議長はじめ、後期の議会体制が正式に始まるのは6月15日の第二回定例会が始まるときからです。
それまでの間、私は主に以下の活動をしていく予定です。
◎第二回定例会の準備
次期定例会も当然コロナ対策が最大の議論の焦点となります。
私はコロナ後遺症に悩む方々に対するケアのあり方、高齢者への接種が終わった次に優先されるべきエッセンシャルワーカーへのワクチン接種の進め方について、道の認識を問い、取り組みを加速させる質問をする予定です。また地域の基幹産業である農業においては、米余りからくる米価の下落にいかに対応していくか、また夏を控えた今頃、例年活発化する密漁防止をいかに強化するかという質問もしたいと考えています。
緊急事態宣言が発令されている今、地元選挙区内を回ることに対しても慎重に考えています。直接出向き、対面でお話を聞かせて頂くスタイルが本来大好きなのですが、今は電話でやり取りさせて頂く方法を増やしているところです。
◎次期衆院選の準備
衆議院議員の皆様は10月21日に任期満了を迎えます。それまでに必ず、衆院選が行われます。
私は自民党の一員として、自公連立政権を維持していくべく、ここ留萌・空知からなる北海道10区の与党議員である稲津久代議士を全力で応援する考えです。
稲津代議士とは普段から直接やり取りをさせて頂き、地域の課題の中で国の力を必要とするものについては対応をお願いしています。国の事、道の事、関連する部門が多岐に渡る課題の解決のため、稲津代議士と一層連携を深めていきたいと考えています。
政治家は選挙の事しか頭にないという批判があるかもしれません。私自身も、自分の選挙のことが頭から離れる日はありません。なぜなら、選挙で選ばれなければ、議員として働くことができないからです。
しかし、地域を良くするために一生懸命活動すれば、その結果を選挙で評価して頂けるものと考えています。地域の為に働かせて頂けることが何より楽しく、地域の為に働いている時に、自分が生かされている実感を得られます。稲津代議士もきっとそのようなお考えなのではないかと、私は感じています。
(今年3月に一緒に地域活動をした時の様子です)
◎体力づくり
余談ですが、厳しく長い冬が終わりに近づき、雪求め始めた3月末くらいから、朝外を走ることを日課にしています。スポーツジムや体育館は、現在の緊急事態宣言下では基本的に閉館しており、密にならない状況を選ぶとしたら、朝が一番良いのです。
平日は大体4:30頃起床します。水を飲み、新聞をチェックし、頭と体が覚醒してきたら筋トレをする。筋トレは腕立て、腹筋、スクワット系をその時の体の状況に合わせて行います。
そして5:30頃スタート。距離よりも走る時間を私は重視しており、最低40分は継続して走るようにしています。コースは主に留萌川沿いです。走っている時は昨日の出来事、今日のタスクなどを考え、頭の整理をつけます。走っている間は、スマホに入れているアプリを使い、中国語か英語のニュースを聴くようにしています。
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/zh/news/#
早朝から活動しているからと言って、日中眠気が差し、仕事の効率が下がっていることはありません(あくまで自分の主観的評価)。留萌管内の最も良い時期の自然を存分に感じられる朝ランニングがほぼ唯一のの気分転換であり、議員活動を行う上で必要不可欠な体力を維持するための重要な時間です。
6月からの後期、元気に頑張って参ります!
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