物価高騰に対応する補正予算が成立しました。 (2023年5月17日)

 正副議長等の議会の役職も決まり、今日の本会議では物価高騰に対応する補正予算233億円に対する質疑が行われました。

 我が会派からは新たに政策審議委員会委員長に就任した太田憲之議員(千歳市選出・3期)が質疑に立ちました。他会派からの質問も経て、当該補正予算は成立しました。主な内容を以下の通りご説明致します。 

●令和5年第一回臨時議会補正予算…総額233億384万1千円

  • LPガス利用者緊急支援事業費(28億7,350万2千円)
    ➡LPガス利用者の負担軽減を図るため、販売事業者が実施する料金値引きを支援する(利用者に対して一律2,000円を補助)。
  • 宿泊業環境整備緊急対策事業費(8億3,619万1千円)
    ➡深刻な人手不足と電気料金等の高騰に苦しむ宿泊事業者の負担軽減を図るため、省力化・省エネルギー化に貢献する設備導入を支援する。
  • 中小・小規模企業新事業展開・販売促進支援事業費補助金(6億3,101万5千円)
    ➡中小・小規模企業が行う原材料コスト抑制等の取組を後押しし、物価高騰等による環境変化への対応や賃上げ環境の整備を支援する。
  • 人材確保緊急支援事業費(1億8,743万7千円)
    ➡人手不足分野(宿泊、飲食サービス、製造、建設等)の人材確保を図るため、これら業種へ就労する場合に支援金(10万円)を支給する。
  • 酪農生産基盤確保対策事業費(33億3,756万円)
    ➡飼料価格等の高騰による酪農経営への影響を緩和するため経産牛の種付け料を補助(1頭当たり6,800円)し、生産者の乳用牛群確保を支援する。
  • 漁業用燃油価格高騰緊急対策事業費(9億6,451万1千円)
    ➡燃油価格等の高騰の影響を受けている漁業経営に対し、燃油1kl当たり1,000円~8,500円の補助を支給する。
  • 林業・木材産業物価高騰緊急対策事業費(3億818万円)
    ➡燃油価格等の影響を受けている種苗生産事業者等が行う資材購入、設備導入、土場整備に対し補助金を支給する。
  • 地域公共交通事業者臨時支援事業費(7億9,090万円)
    ➡物価高騰等の影響を受けているバス、タクシー、フェリーの交通事業者に、一台当たり定額の車輛維持費、燃料費を補助する。

これらの補正予算に加え、以下2つの意見書も同日に可決しております。

●意見書

1.生涯を通じた歯科検診の実現を求める意見書
⇒令和4年6月7日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2022」に「生涯を通じた歯科検診の具体的な検討」を行うことが盛り込まれたことを踏まえ、国に対し、生涯を通じた歯科検診の法制化を早急に行い、歯と口腔の健康づくりを進め、国民の全身の健康促進を図ることを国に求めます。

2.学校給食の無償化を求める意見書
⇒物価高騰によって家計が圧迫される中家庭の経済状況に関わらず、全ての子どもたちに安全安心で栄養バランスの取れた学校給食が提供されるよう、国が地方自治体を支援することを求めます。

 一日も早く道民の下に補正予算が届くことを願います。
 次は来月の第二回定例会です。ここで、鈴木直道道政2期目の想いが盛り込まれた補正予算が提示されることでしょう。留萌管内の想いを踏まえ、議論に臨んで参ります。

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