9月9日、午後4時より羽幌町にて、私の所属会派「北海道結志会」の地域政策懇談会を行いました。
お忙しい中、留萌地域総合開発期成会会長の高橋定敏留萌市長はじめ留萌管内各町村長、議会議長の皆様、更には藪紀洋留萌振興局長、山崎真一留萌開発建設部長、堀口亘留萌建設協会長にご出席を頂き、管内の諸課題についての我が会派の取組、解決に向けた進捗状況等について協議させて戴きました。
我が会派からは、金岩武吉会長(日高地域選出)と新沼透議員(オホーツク西部選出)、安住太伸議員(旭川市選出)が出席しました。
冒頭、金岩会長からご挨拶。
地元選出の私からもご挨拶。
安住議員には司会進行をして頂きました。
新沼道議からもご挨拶。
高橋市長からは、大きく次の5点:
①管内の防災体制の強化
②国道232号線の強化並びに代替道路の建設
③一次産業強化への助成
④医師・看護師確保等医療体制の充実
⑤管内高等学校の維持はじめ教育の充実
についてご要望頂きました。
8月の台風被害だけでなく、留萌管内は8月初めの集中豪雨により苫前町の古丹別川が氾濫し、同町東川地区に甚大な被害が生じています。迅速な復旧と既存の道の河川改修計画の見直しの必要性を訴えることを、私からお話させて頂きました。
232号線の代替道路の建設については、今進められている名寄・遠別線の建設をまず急いでから、苫前小平線はじめ管内の未開通区間への対応を急ぎたい旨お答えしました。
一次産業の強化については、留萌建設管理部発注の農業農村整備事業費が前年度約5倍に増え、管内の基盤整備が加速されていること、医師・看護師の確保については、地方勤務が条件となる医師修学資金の貸与を受けた医師が来年度以降留萌管内に来ることが期待されること、そして管内高校の維持については、苫前商業高校はじめ地域キャンパス校指定されている高校の生徒数減少への対応として、指定要件の緩和に向けた見直しを今しっかり進めて頂いていること等を報告しました。
堀雅志増毛町長からは、JR増毛―留萌線廃止後のまちづくりへの協力、232号線の越波対策等についてお話を頂きました。
佐藤善一増毛町議会議長からは、劣化した漁船の改修にかかる費用が高いこと等についてお話を頂きました。
関次雄小平町長からは、道の対応ぶりについて前年と比較して進展があまりないことをご指摘頂き、一時しのぎではない232号線の強靭化等についてご要望頂きました。
藤田貢小平町議会議長からは、あらゆる産業における管内の労働力確保が大きな課題であるとご指摘を頂きました。
留萌管内町村会会長でもある森利夫苫前町長からは、8月初めに甚大な被害が出た古丹別川氾濫への対応と苫前商業高校の存続等、幅広く管内の課題への対応をご要望頂きました。
阿部俊一苫前町議会議長かららは、古丹別川の氾濫によって被害を受けた農家の方々について「心が折れ、今後の営農について大変な不安を抱えている」と、辛い心情を代弁され、着実な対応をご要望頂きました。
開催地羽幌町の駒井久晃町長からは、天売島、焼尻島の振興や地域包括ケアシステム構築に向けた対応についてお話を頂きました。
森淳羽幌町議会議長からは、町内において2次、3次産業に従事する女性労働者が不足していることへの対応等商工業振興の必要性についてご提起頂きました。
宮本憲幸初山別村長からは、8月の一連の災害を受け、局地的ゲリラ豪雨への対応の強化と「想定外」の排除についてお話を頂きました。
木村健一初山別村議会議長は、管内の基幹産業である一次産業に従事する人たちの高齢化と全体的な過疎化への危機感を表明され、諸課題へ留萌管内として一体となった取り組みが必要であるとのお話を頂きました。
遠別町の笹川洸志町長から、町内海岸の整備事業の促進と、地方での医師・看護師の確保に向けた尽力についてご要望頂きました。
西畑広男遠別町議会議長からは、遠別農業高校の維持存続に向けた町の取り組みについてお話を頂いたのち、学生数が少ないが故に十分な部活動ができない状況への対応、地域キャンパス校指定要件の緩和に向けた取り組みについてお話を頂きました。
浅田弘隆天塩町長からは、医師・看護師確保に向けた道の協力と、職業専科のない普通高校の維持存続についても格段の配慮が必要である等のお話を頂きました。
菊地敏天塩町議会議長からは、農業のスムーズな事業継承のあり方等について種々ご提言を頂きました。
堀口亘留萌建設協会長からは、過去10年、国と道を合わせても事業量・予算が減ってきている留萌管内の厳しい状況と、それにも関わらず不調不落を出さず公的使命を担ってきた管内建設業の努力についてお話を頂き、確かな予算・事業量確保についてのご要望を頂きました。
国、道の立場でご出席頂いた山崎部長、藪局長、宮坂副局長からも、各要望に可能な限り対応してまいる旨のお話を頂きました。
地域の課題解決を進めるのが議会の役割です。私自身の努力は勿論、会派の力も借りて、これからも努めてまいります。