天塩町の酪農家を視察しました。(2022年9月19日)

 敬老の日の今日、地元選出の稲津久代議士が留萌管内に入られ、天塩町の酪農家の皆様を共に訪問し、現状を伺わせていただきました。

ミルクファーム天塩の佐藤博幸社長(左から2番目)をはじめ天塩町の皆様と

 2月から始まったロシアによるウクライナ侵略は、燃油価格や輸入肥料並びに飼料の高騰を招き、農業分野に特に甚大な影響を及ぼしています。酪農業においては、通常の生乳出荷に加え、個体販売といい、雄の子牛などを売ることが収入の一部になっています。生産者によっては、その割合が2割から3割を占める方もおり、大きな収入源の一つです。

 そのホルスタインの子牛が、最近大暴落しています。市場に連れて行っても買い手が見つからず、引き返すしかないケースが道内各地で起きています。理由は、買い取って育てるにしても餌代などの費用が高くかさむからと言われています。

 今日視察した

 今日の視察を受け入れて下さった方も、個体販売収入の大激減を懸念されていました。
 「何事も心技体がそろっていないといい仕事はできない。『技』と『体』はまだ何とかなる。しかし『心』が崩れたらもうだめだ。今はその『心』がだめになりそうだ」と苦境を話して下さいました。

 道議会は9月16日に自民、民主各会派の代表質問があり、明日から残る会派の代表質問、その後一般質問に移ります。生産者の心を守るにはどうすればいいのか、切迫感のある議論をしなくてはなりません。

 9月16日の代表質問冒頭、我が会派の答弁に入る前に鈴木知事が、7月8日に凶弾に倒れられた安倍晋三元総理への弔意を述べようとしたことに対し、民主会派からクレームが付き、午前中いっぱい、質疑に入れないという事態が生じました。

 様々な考えを尊重するのが民主主義の要諦ですが、誰にとっても貴重な時間を浪費してよいことにはならないと私は考えます。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアをお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次