宗谷、留萌、上川に大雨、洪水警報が発令されています。早めの避難などを心がけ、被害が最小限で済むことを祈っております。
今日は札幌から北海道漁業協同組合連合会・北海道栽培漁業振興公社の阿部国雄会長が羽幌町に来られ、午後から私も共に北海道栽培漁業羽幌センターを視察しました。

本道の沿岸漁業の振興発展を図るため、栽培漁業を積極的に推進すべく、昭和54年10月1日に「社団法人北海道栽培漁業振興公社」が設立され、平成25年に公益社団法人に認定されました。
羽幌センターは平成7年に作られ、ヒラメとニシンの種苗生産並びに放流が行われ、幅広く日本海漁業の振興に大きな役割を果たして来ました。羽幌センター以外にも、八雲町熊石、せたな町瀬棚、伊達市、えりも町にも事業所があり、それぞれの地域でエゾアワビ、マナマコ、ヒラメ、マツカワ、ニシンの種苗育成、生産が行われています。
羽幌センターではヒラメとニシンの種苗生産が進められており、ヒラメは約132万尾、ニシンは約200万尾の種苗放流を目標とされています。
それに欠かせない海水のろ過施設が、兼ねてから老朽化が指摘されており、道庁としても課題意識を持ち、早期の改修を計画していたのですが、3機のうち1機が想定より早く5月に故障してしまいました。
本年の目標であるヒラメ種苗生産に影響が出るのは必至で、今後の対応を考えるべく、現地視察を行った次第です。






羽幌センターは、限られた人員の中でスタッフの皆様が懸命に努めてくれています。同センターの事業は羽幌町、留萌管内のみならず、幅広く日本海漁業の振興に貢献しているものであり、可能な限り早期に本来の機能を取り戻すことが重要です。
今後も道庁、留萌振興局の担当者の皆様と連携を密にし、出来るだけ早期の改修実現並びに残る2機のメンテナンスに努め、、日本海漁業の振興が途切れないよう取り組んで参ります。
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