新北海道スタイル
今日の道新1面に「道の休業要請 追加緩和へ」との見出し記事が出ています。
その詳細について、今日の夕方5時からの記者会見で鈴木知事が明らかにされています。石狩振興局管内とそれ以外の地域で差をつけていた休業要請等のあり方を、25日以降に緩和されることになりました。
休業要請を緩和する条件として知事は以下の基準を示しており、それらが満たされたとして、今回の判断に至ったとのことです。
①直近一週間の1日平均の新規感染者数が10人以下(実際は5人)
②直近一週間の1日平均の感染経路不明者が3人以下(実際は1.9人)
③一日の入院患者数が250人(実際は242人)
休業要請の緩和の詳細は以下の通りです。
↓2020年5月25日(月)以降の休業要請のあり方
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/singatakoronahaienkaigisiryou020522-3-2.pdf
接客を伴うお店は全道的に引き続き休業要請がなされますが、ネットカフェ、漫画僅差については、石狩管外の施設に限り、要請が解除されます。
また「運動・遊技施設」については、体育館、ボウリング場、柔剣道場、パチンコ店等も、石狩管外の施設に限り解除されます。
石狩管内を含め全道的に新たに解除される施設は、博物館、美術館、図書館であり、動物園や水族館等の施設も、1,000㎡以下の広さのものであれば、石狩管内も含め全道的に解除されます(石狩管内におけるそれ以上の広さの施設は引き続き休業)。
更に、いわゆる居酒屋については、「19時以降お酒を出さないで下さい」という要請が石狩管内のお店に対しても解除されます。
そして、休業要請が緩和される条件として、各施設、お店は以下の安心宣言をすることが求められます。
↓「新北海道スタイル」安心宣言 7つのポイント
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/hf/kth/kak/singatakoronahaienkaigisiryou020522-4-1.pdf
これまで道民の皆様が感染を拡大させないために取り組んできたことを改めて確認し、今後も徹底していこうというものです。
ここまでこれたのも、道民一人ひとりの我慢、地道な取り組みのお蔭です。
ただ、知事も言うように、「第三の波」が来る事態は何としても避けねばなりません。3密を避ける、手洗い・うがいを徹底する、「どうしてもしなくてはならない」もの以外の外出は極力しない、これらの取組を明日以降も徹底して参りましょう。
これも新たな北海道スタイルに
今日、苫前町農業協同組合を訪問しました。
バングラデシュ国籍の男性お二人がこの度町内の農業の現場に従事することとなり、同農協を訪問されるにあたり、私も同席させて頂きました。
写真右から二人目のハッサンさんと三人目のアホメドさんのお二人は、「技術・人文知識・国際業務」の就労ビザを得て、定山渓ホテル㈱の従業員として働いていましたが、新型コロナウイルス感染症により観光面への甚大な影響が出ている現状に鑑み、資格外活動許可を得て農業分野へ出向して働くことをご本人も希望されておりました。同社と縁を頂いていた私が管内の各農協に照会したところ、松原幸博組合長をはじめ苫前町農業協同組合が関心を示して下さり、実務者同士の協議を経て、町内の農家への出向が決まりました。
お二人とも当然ながら、この間の体調管理を万全にされ、発熱等がないことをしっかり確認した上で本日の訪問となりました。写真撮影の際は外しておりますが、その他の場面では常にマスクを着用されていました。
農協を訪問した後、苫前町商工会を訪ね、私の苫前町後援会長でもある渡部和人会長を表敬訪問させて頂きました。
ハッサンさんもアホメドさんも農業の経験はないとのことで、不安な勿論あるものの、新たなまちで新たな仕事をすることに意欲を燃やしておられました。
来日を予定されていた方々が来日できなくなる等の事情により、これから繁忙期を迎える農業分野は特に担い手不足に悩んでいます。
新型コロナウイルス感染症の状況を受けての特例ですが、お二人の様に技能実習生ではない外国人が他分野から農業分野へ出向できる環境が整い、従来ではかなわなかった形で、担い手不足の解消が図られるチャンスが今できています。このような形で担い手不足に一石が投じられ、地域に新たなつながりがもたらされることも、今後の新たな北海道スタイルになるかもしれません。
単に担い手不足を埋めるための存在だけでなく、人と人としての付き合いを大切にし、異文化に対する理解を深める良い機会にもなります。あらゆる分野を超えて皆が仲良く力を合わせて地域を盛り上げて行くつながりが強い苫前町なら、お二人も大切にされ、元気に働いて頂けるものと思います。
2000年1月から2月にかけて、当時中国は広東省に留学していた時、冬季休暇期間を利用して、青年海外協力隊員としてバングラデシュで長く生活していた同郷の方と共に同国を旅行したことがありました。
お二人が良い思い出をこの地域でつくれるよう、私も全力でサポートしたいと思います。
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