principle理念・政策

浅野貴博の志

「留萌」という地名を聞いて、それがどこにあるか、そこに何があるか、すぐわかる方はもしかしたらそう多くないかもしれません。

北海道の他地域と比較しても、留萌管内は残念ながら知名度では負けているのが現状です。最も元気を失いつつある留萌管内。

しかし、食の観点から見つめてみると、留萌管内の重要性がわかります。

お米、肉、野菜、果樹、乳製品、海産物…。

私たちが日常生活で食卓に並べる食べ物の中で、留萌管内で手に入らないものは何一つないと言っても過言ではありません。

国民、道民の食、つまり命を守っているのは留萌管内なのです。

食だけではありません。きらきらと輝く海を横目に走る国道232号線(通称オロロンライン)はじめ、地域には雄大で美しい自然があります。地域を愛し、地域のために一生懸命働き、地域を盛り上げるために各種イベントに参加する、熱い心を持った人たちがいます。

留萌管内の元気が北海道、日本の元気です。留萌管内が元気になれば、北海道、日本が元気になれます。

この地域を代表して北海道議会に行かせて頂いている私は、以下の理念を実現させるべく、頑張ります。

 

1. 活力あふれる留萌管内をつくります。

留萌管内の最大の魅力は、日本海を西に望む美しく雄大な自然です。その自然から恵みを得る一次産業も、他地域にない魅力を持っています。

農業は、南の増毛町では果樹、北の天塩町では酪農と、また遠別町では稲作地帯としては日本最北と、非常に幅広くバラエティーに富んだ特色を持っています。漁業は甘えびやホタテ、ひらめの産地であり、それを活かした各種イベントには道外、遠くは九州方面からも参加者がやってきます。管内の8割を占める森林面積を活かした林業では、木育が盛んにおこなわれています。

地域の特色をこれからも一層伸ばし、活力あふれる留萌管内をつくり、北海道全体の底上げを図ります。

【建設業の振興】

建設業はすべての社会生活の基礎となる社会インフラの整備維持を担う、地域の基幹産業であり、最大の雇用の受け皿となる産業です。事業者が雇用を維持し、中長期的な経営の見通しが建てられるようにするためにも、留萌管内に必要な予算の確保並びに拡充に努めます。

【農業の振興】

TPP11や日EU・EPAをはじめ、今後更に激しい国際競争に晒される管内の農業者が希望をもって営農に臨めるよう、農業基盤整備事業の推進をはじめ、産地パワーアップ、畜産クラスター等の各種補助事業の拡充、そしてICTを活用したスマート農業を推進するためにも、管内の携帯電波や高速ブロードバンドの不感地帯の解消に努めます。

【漁業の振興】

豊かな漁業資源を活かした管内漁業を振興するため、漁港の整備を進めます。漂砂の入込への対策や、密漁防止を強化します。

【林業の振興】

造林や路網整備、治山の森林整備事業予算の確保に努めると共に、管内の木育事業を推進します。

【観光の振興】

留萌管内はこれからインバウンドの受け入れ増大が期待できる地域です。特に天売島、焼尻島の離島は観光資源として大きなポテンシャルを秘めています。言語表示や施設改修等、ソフト・ハード両面で環境整備を進めます。

【商工業の振興】

カズノコの生産はじめ管内の商工業は地域の雇用維持に大きな貢献をしています。道は商工会の事務局長設置基準を定め、「小規模事業指導推進費補助金」により毎年度人件費の補助等、商工会に対する助成措置を講じていますが、その基準の緩和を含め、商工業への補助の拡充を進めます。

【担い手不足への対応】

担い手不足はすべての産業にとって最も深刻な課題ですが、初山別村商工会が始めた、地域の人材を融通し合うことで担い手不足の解消を図る新たな取組が注目されています。留萌振興局と連携し、多様な団体の参画を促し、留萌管内はもとより全道、全国の参考となる制度設計がなされるよう、務めて参ります。

2. 希望あふれる留萌管内をつくります。

地域の未来を担うのは子ども、若者です。子ども、若者が地域に希望を持てるよう、管内の教育環境を整備します。また留萌管内が秘めた最も大きなポテンシャルの一つが風力などの再生可能エネルギーです。教育とエネルギー政策を充実させ、希望あふれる留萌管内をつくります。

【教育の充実】

留萌管内高校はそれぞれが特色に溢れ、地域にバランスよく配置されています。人口減少が避けられない今後の情勢の中でも、管内の高校の維持存続に最大限務めて参ります。またグローバル人材の育成のための英語教育や大学進学等において、大都市圏の高校との格差を解消し、管内の教育の充実を図ります。また大学入試センター試験の受験者並びに保護者の様々な負担を軽減すべく、留萌管内での実施体制実現に向けて取り組みます。

【エネルギーの振興】

日本海に面した管内は、風力等の再生可能エネルギーの普及に大きな貢献ができます。また苫前町で行われている水素の実証実験は、今後の日本のエネルギー政策を飛躍的に発展させる上で大きな可能性を秘めています。これらの事業を着実に発展させ、原発に依存する必要のない北海道、日本づくりを、留萌管内がけん引できる環境を整備します。

3. 安心できる留萌管内をつくります。

少子高齢化が今後更に進む中で、医療の充実は欠かせません。また日本海側にも今後大きな地震が起きる可能性が指摘されており、防災の強化も喫緊の課題です。更にはJR北海道が単独では維持できないとした13路線の中に留萌線が含まれており、地域の交通をいかにして維持していくか、地域をあげた取組が求められています。これらの課題に対応し、地域の安心を守ります。

【医療の充実】

道立羽幌病院における医師・看護師の確保を進め、天売、焼尻の離島を含めた管内の医療体制をより充実させ、留萌市立病院との連携を深めます。看護学校はじめ地域医療を担う人材を育成する機関の設立に向けた機運を高めます。

【防災の強化】

管内の基幹道路である国道232号線の強化を図ると共に、災害時などいざという時の代替となり得る道道の整備を進めます。留萌振興局と管内市町村の連携を含め、ソフト・ハード両面での防災体制の強化を進めます。

【JR】

留萌線はJR北海道単独では維持困難とされている路線の一つであり、この度国から新たに示された、今後2年間に渡り同社になされる400億円の支援の対象に入っておりません。留萌線を維持するためにどれだけのコストが必要なのか、正確な情報を市民全体で共有し、廃線の危機を好機に繋げる各種取り組みを進め、可能な限りの存続を目指し、地域の公共交通を守ります。