本年も大変お世話になりました。(2025年12月31日)

 本日は大晦日。大きなケガも病気もなく、事故に遭うこともなく、本日を迎えられたことに感謝します。

 本年を振り返る時、自分は政治家ですのでどうしても政治の動きが最初に頭に浮かびます。

 本年、何より嬉しかったのは、参院選において我が師匠鈴木宗男先生が自民党公認で当選されたことです。可能な限り、17日間の遊説日程に同行し、また候補不在の遊説を担当する機会を頂きましたが、「これぞ政治家」と思える魂の訴えを見ることが出来ました。

 北方領土問題を解決して日ロ平和条約を締結し、日ロ関係を強化することが出来れば、天然資源がないという日本の最大の弱点を補うことが出来る。日ロの戦略的連携の強化は中国、北朝鮮等日本にとって厳しい姿勢を持つ国々に対する強い牽制にもなり、東アジア、ひいては世界平和の構築に繋がる。

 ウクライナ侵攻が始まり、日ロ関係は極めて厳しい状況にありますが、この姿勢は何ら変わることなく、ただただ国益のためにロシア外交の重要性を訴える姿を間近に見て、胸が熱くなりました。私もいずれ、このような国益のために批判を恐れず行動できる政治家になりたいと、一挙手一投足を見ながら強く感じました。

 そして10月4日の自民党総裁選における、高市早苗新総裁の当選、そして10月21日の高市早苗内閣の発足です。アメリカやフランスでも実現していない女性のトップリーダーが日本において誕生したことの重みは勿論ですが、「日本列島を強く豊かにする」と、極めて分かりやすい主張をする姿勢に、大きな希望を感じます。何より「責任ある積極財政」を掲げ、経済あっての財政と、国民が豊かになってこそ財政再建が可能となるという考えを示してくれたことにも強い感銘を受けました。

 一方で高市政権の政権運営は前途多難です。外交面ではそのタカ派的姿勢が懸念されたものの、アメリカ、中国との首脳会談を無事こなしたことに多くの国民は安堵したことと思います。しかし中国に対しては、「戦略的互恵関係の維持」、「対中関係の重視」等を訴え、首脳会談実現にこぎつけたものの、11月7日の国会答弁をきっかけに、急速に両国関係は冷え込みました。

 道でもグローバルリスクに対応するための新たな会議体がつくられ、現時点での日中関係の悪化による道内経済の影響等についての調査結果が報告されました。きわめて大きな影響が出ているという訳ではなさそうですが、例えば偶発的な武力衝突が発生するなど、両国関係が決定的な局面を迎えることがないよう、外交努力を積み重ねていかねばなりません。

 高市総理の発言の内容、それがなされたタイミング等に対して様々な意見があって然るべきですが、私は高市総理を断固指示します。そして改めて中国共産党という組織は、率直な、虚心坦懐な対話が出来る組織ではないのだなと感じます。同時に、その姿勢を冷ややかに見ている賢明な中国国民がいることも忘れてはなりません。私が尊敬する垂秀夫前駐中国大使がおっしゃるように、中国国民と中国共産党を同一視せず、冷静に中国の現状を見つめる姿勢が私たちに求められていると考えます。

 昨年の衆院選では、私達北海道第十選挙区は公明党の稲津久代議士の勝利を果たすことが出来ず、党選挙区では自民党が候補を出すこととなりました。9月4日、渡辺孝一前衆議院議員が支部長に選任され、自民党第十選挙区支部は新たな体制の下、スタートを切ることとなりました。

 高市内閣は高い支持率を維持していますが、自民党への支持回復は追い付いておりません。次の戦いは極めて厳しいものとなることが予想されます。どれだけ厳しい茨の道であっても、渡辺孝一支部長の下、私も幹事長として支部運営に尽力して参ります。

 道議会に話を移すと、今年最大の山場、特に泊原発三号機が国の安全審査に合格してからは、鈴木直道知事が泊原発3号機の再稼働に対して同意するか否か、という点でした。

 第四回定例会、11月28日の我が会派の代表格質問に対して知事は、「原発の活用は当面取り得る現実的な選択である」との答弁をされ、12月10日の予算特別委員会で「道民の声や関係自治体の判断、意見、議会議論を踏まえ、熟慮を重ねた」とし、正式に再稼働への同意を表明されました。

 来年以降に見込まれているラピダスの本格的な量産体制の開始や苫小牧市におけるデータセンターの稼働等、今後本道において電力需要が高まることが想定されます。原子力規制委員会の安全審査を通過した以上、泊原発を活用することは必要な政策であると私も考えます。

 同時に私たちは、東日本大震災の教訓を忘れてはなりません。安全対策に終わりはないという前提に立ち、今後も道議会で不断に検討を重ねる必要があると考えます。

 11月26日、北海道議会議員として十年在職したことに対し、全国都道府県議会議長会から表彰を頂きました。

伊藤条一議長から表彰状を頂きました。

 この間支えて下さった全ての皆様に感謝申し上げると共に、日本の食糧基地である北海道の一次産業の振興、日本海側の防災対策、次世代を担う人材を育てる教育の振興等、これまで取り組んできた本道の課題にこれからもしっかり向き合い、留萌管内選出の北海道議会議員として、地道に活動を積み重ねて参ります。

 今日は午前、留萌神社にお参りし、今年一年の無病息災を感謝しました。

 午年の来年、私は年男。地域の為駆け回り、地域活性化に貢献できるよう、一層努力して参ります。本年一年、お力添えを賜り、心を寄せて下さった皆様、本当にありがとうございました。

留萌神社の境内から見える留萌の街。この景色が私は好きです。

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