10月に入り、珍しく暑い日が続く中、今日は留萌海上保安部の皆様が主催された巡視船「ちとせ」の留萌港入港式に出席しました。
先代のちとせは昭和58年に建造され、一般的に巡視船の耐用年数は25年と言われる中、約40年もの間、懸命に任務を果たしてくれました。
新ちとせは全長72メートル、総トン数650トンと、2代目と比較して大型化され(2代目は67.8メートル、325トン)、時速50㎞と高速化されているのに加え、女性専用のスペースも設けられるなど、最新の社会情勢に合わせた作りになっています。
海上保安庁職員の皆様は、例えば南西地域では日常的に尖閣諸島付近に現れる中国漁船への警戒を怠らず、また北海道においても海の警察官として密漁対策にあたる等、求められる任務は非常に重いものがあります。今年4月に知床沖で非常にいたましい事故が発生した際にも、最前線で対応されたのも海保の皆様です。
留萌管内の基幹産業は漁業であり、北海道は四方を海に囲まれております。海上保安庁の皆様なくして、北海道の発展はあり得ません。このことに比較すると、国民の海上保安行政に対する理解、職員の皆様のご苦労への感謝が、まだ十分ではないと感じています。
海上保安行政への理解促進と、職員の皆様のさらなる士気向上、北海道の海の安全安心の確保に向け、私もできることをしっかりやっていこうと決意しました。
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