建設委員会で質問しました!

平成30年度の国土交通省北海道局としての国費予算要望の内容について質しました。重点的に取り組む項目の中に、「代替性の確保」が挙げられています。昨年の台風で被災した地域の復旧が最優先であることは当然ですが、留萌管内の様に国道の代替道路が確保されていない地域もあります。今後の防災の観点からも、そうした地域への対応もしっかり進めていかねばなりません。

建設委員会(平成29年9月5日)開催状況

開催年月日  平成29年9月5日(火)
質問者 北海道結志会 浅野貴博 委員
担当課 建設部土木局道路課

平成30年度国費予算の概算要求について

1.質問:代替性確保のためのネットワーク整備について

ただいまご説明いただいた資料1-5の主要施策ごとの主な事業の中の記載がされております「(4)・代替性確保のためのネットワーク整備」について伺いたいと思います。

そもそも、この国費要望、概算要求は、北海道開発局、及び道や道内市町村の要望を、国土交通省北海道局として取りまとめたものと承知をいたします。その中で盛り込まれております「代替性確保のためのネットワーク整備」、これはどのような事業を具体的に進めていくという構想であるのか、説明を求めます。

答弁:道路課長 宮下忠昭

国の概算要求についてでございますが、先月29日に発表された「北海道局関係予算概算要求概要」では、昨年の台風10号の影響で、国道274号などの通行止めやJR石勝線なども被災・運休となり、北海道の東西の物流・人流が寸断された際に、道東自動車道が復旧工事着手後24時間で開通し、唯一の大動脈として代替性を確保したことを事例にあげ、大規模災害時等においても、迂回や孤立などの甚大な社会的影響を防ぐため、安全で信頼性の高い、代替性を確保するための高規格幹線道路等の整備を推進していくところでございます。

2.質問:代替道路の確保について

今ご説明いただきました国道274号線、十勝・上川地方の甚大な被害を受けたところの代替性を確保するというのは、何よりも優先して行うべきだと思います。明日また委員会として視察に行かせて頂きますので、現状などしっかり見させいただきたいと思っておりますが、一方で代替性確保と言いますと、例えば私の地元の留萌管内、南北に連なる国道232号線には代替道路と言えるものがない地域もまだ残っております。

これについては、長年地元としても道や国に整備を要望しておりますが、なかなか着工に至っていないものがあります。

予算制約等の事情があるのは十分承知しておりますけれども、また被災して人命が失われた地域の復旧が何より優先だというのも十二分にわかりますが、近年局地的な豪雨が頻発している中、強靭な社会基盤を形成するためには、大規模災害に備えた危機管理上の観点から、代替性確保のための道路ネットワークの整備が道内のありとあらゆる場所で必要だと私は考えます。

留萌管内はじめ代替道路が確保されていない地域への対応については、この国費要望を踏まえ、道として、具体的に今後どのように取り組むのか伺います。

答弁:土木局長 清水文彦

代替道路の確保についてでありますが、災害時においては、一つの道路が寸断されても、それを補完する道路があることにより、地域や集落の孤立を防ぐほか、緊急支援物資の輸送を行うなど、重要であると認識をしているところでございます。

道では、国道232号における事前通行規制区間の代替道路として苫前小平線や大椴線の改良工事を行うなど、対策に努めているところでございますが、留萌管内をはじめ、いまだ未着手となっている区間は、険しい山地となっていることが多く、トンネルや防災施設が必要な大規模事業となることから、その整備効果など、更なる検証が必要であると考えているところでございます。

こうしたことから、道といたしましては、今後とも、継続事業を推進するとともに、地域からの要望などを踏まえ、防災や減災といった観点を含め、整備の必要性について検討を進めてまいる考えでございます。

指摘:

今申し上げた国道232号線については、皆様方もご承知かと思いますが、3年前の平成26年8月4日、5日と集中豪雨が発生して、苫前町力昼地区の道路の法面が崩れて、それにより、ちょうどその時、留萌管内を訪問されていた高橋知事が、天塩町から南に移動することができずに、遠別町から上川管内に回るという、大規模な日程の変更を余儀なくされたと言う事例がございます。

知事の日程変更も大変なことでしたけれども、もしこれが頭や心臓を患った急病患者を搬送する救急車だとしたら、人命が失われたかも知れない、そういう事例も過去に実際ございました。

今、様々な要素を考慮しながら整備の必要性について検討進めていくとの答弁を頂きましたが、ぜひとも前向きな、地域に希望を与えるような検討を進めていただきたいと申し上げまして、質問を終わりにいたします。