北方領土対策委員会で質問しました!

〜北海道新幹線開業に合わせた啓発活動の効果等について〜

兼ねてより主張してきた北海道新幹線開業に合わせた啓発活動の実際の様子、その効果などについて道の見解を質しました。

平成28年北方領土対策特別委員会開催状況

開催年月日 平成28年4月6日(水)
質問者 北海道結志会 浅野貴博 委員
答弁者 北方領土対策本部 参事

新幹線開業に合わせた啓発活動の実施について

1.質問 : 啓発活動の実施状況について

ただ今、ご報告いただきました様々な啓発事業、資料を見ていますと北海道のこういう授業を受けた子ども達の声として、北海道の一部の人々だけでなく日本すべての人々が北方領土問題について考え、返還に向けての取組を進めるべきだと思いましたと。決して北海道、特に根室の方々だけの問題ではないという理解が徐々に広まっていること。それを広めていただく活動を領対本部の皆様にしていただいていることには重ねて敬意を表したいと思います。この流れの中でかねてから何度も質問させていただきました、すでに10日たちましたけれども、3月26日の北海道新幹線開業日にもぜひ、北方領土問題の解決の重要性を訴える啓発事業を行ってほしいとのことに対して、実際に26日、27日、領対本部の皆様が中心となって、新函館北斗駅の西側イベント会場にて啓発活動を実施していただいたと承知をしております。私自身、やってほしいと言っておきながら、現地に皆様の激励に行くこともできなかったのですが、代わりに私の会派の同僚議員の方に行っていただいたところ、すごく人目につく場所で皆様一生懸命活動されていたとの報告を伺っておりますが、あらためて26、27日の啓発活動、実際にどのようなことが行われたのか説明をいただきたいと思います。

答弁 : 東田参事

啓発活動の実施状況についてでありますが、3月26日は、新函館北斗駅西側公園に設けられた歓迎イベント会場において、2,500余りのパンフレットやポケットティッシュなどを来場者に配布するとともに、北方領土ののぼりや千島桜の啓発の旗をPRブースに掲げたほか、千島桜のステッカーを飲食テントのテーブルに貼るなどして、啓発活動に取り組んだところであります。

翌27日のステージイベントでは、北方領土のクイズ大会をマスコットキャラクター「エリカちゃん」と一緒に行い、多くの方々に北方領土問題の重要性について、関心を持っていただいたところでございます。

2.質問 : 実施の手応えについて

実際に両日、啓発活動を行っていただいたことで、北方領土問題の解決に向けて道としてどのような手応えを得られたのか伺いたいと思います。

答弁 : 東田参事

啓発活動の手応えについてでありますが、期間中、会場は、北海道新幹線に乗った道外からの観光客や地元の方々など多くの来場者で賑わい、「北方領土問題を勉強しないとね」と言っていた親子連れや「応援していますよ」と声をかけていただいた年配の方などの反響もあり、北方領土問題について広く周知する機会となったものと考えております。

指摘 : 

「勉強しないといけないね」という声をかけていただいた親子連れの方々がいた、と本当に大きな手応えがあったのだろうと思います。北海道新幹線で大いに注目が集まっている一方で直接、新幹線が新函館北斗駅に届くことに、直接といいますかそういう恩恵を感じられない方も道内にいらっしゃったと思います。特に北方領土問題がなかなか進まないということにいらだちや焦り、批評を強めている根室の方々にすれば、道がこうした事業をちゃんと行ったんだということは大きなメッセージになるものと思います。

3.質問 : 東北地域との取組について

そこで、物理的にも東北地方と北海道はより強固な繋がりを得たわけでございますが、前回の委員会でも質問させていただいたのですが、この新幹線開業により、今後、東北地域と新たな何らかの共同啓発事業などを行う考えは現時点であるのか伺います。

答弁 : 東田参事

東北地域との取組についてでありますが、これまでも、東北地域とは、8月の「北方領土返還要求北海道・東北国民大会」や、元島民の後継者の方々が各県を回って街頭啓発などを行う「後継者キャラバン事業」などで、連携をしながら啓発活動に努めてきたところであり、今後とも、北海道新幹線の開業により、一層身近となった東北地域の方々と、様々な場面で協力しながら返還要求運動の推進に取り組んでまいりたいと考えております。

4.質問 : 今後の啓発活動について

今朝のテレビニュースでも、高橋知事が青森の県知事の下を訪問されている様子が報じられておりましたけれども、北方領土問題だけが北海道の抱える問題でないのはもちろんでございますけれども、様々な機会を通じて他地域との連携を深める、特に東北との連携を深めることを進めていただきたいと思います。

次に、今後、新幹線開業に続く啓発活動を行う機会、啓発活動を行うこと自体が目的では決してありませんけれども、現時点で道が北海道新幹線開業のように大きな注目が集まる場所でこういう啓発活動をしようと考えているものがあれば、その考えを伺いたいと思います。

答弁 : 東田参事

今後の啓発活動についてでありますが、8月の北方領土返還要求運動強調月間や、1月から2月にかけての「北方領土の日」特別啓発期間などを中心に、千島連盟や北方同盟、北対協などの関係団体と連携して幅広い方々に向けた啓発活動に取り組んでまいる所存でございます。

 

今年度の道の取組について

5.質問 : 今年度の道の取組について

新年度を迎えてまだ数日ですが、先日もロシアの国防大臣が「北方領土を含む島々に海軍の新たな拠点の設置を検討している」そのようなお話をするなど、日本に対するけん制とも取れるようなロシアの動きが依然見られるところでございますが、しかし、安倍総理はアメリカのオバマ大統領の強い反対を押し切るような形で来月の前半にもロシアを訪問して、プーチン大統領と会談をするという動きも出ているところです。

各種国政選挙も控えている今年ですので、領土問題が解決に向けて動く可能性もあると私は思っていますが、平成28年度、領対本部としてこの問題を巡る諸情勢をどのようにとらえて、解決に向けてどのような取組をしていくのか最後にお聞かせいただきたいと思います。

答弁 : 東田参事

北方領土問題を巡る諸情勢についてでありますが、昨年秋以降、日露政府間において、首脳会談をはじめ外相会談や次官級協議など、様々なレベルで対話が継続されており、ラブロフ・ロシア外相の来日や安倍総理のロシア訪問などの調整が進められていると承知しております。

めまぐるしく変化する国際情勢のなか、シリア問題や北朝鮮情勢など予断を許さない状況ではございますが、道としては、政府による交渉を後押ししていけるよう国や関係団体と一層連携を密にし、返還要求運動に、粘り強く取り組んでまいる考えであります。

指摘 : 

大きな動きが起きるかもしれませんし、また混乱も起きるかもしれませんが、いずれにしても政府の交渉を後押しできるような世論をつくるという役割を北海道が率先して今後も力を入れて取り組んでいただきたいと思います。