北方領土対策委員会で質問しました!

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島尻安伊子北方担当大臣が根室管内に入られました。これまで、北方担当大臣の訪問は、ほとんどが根室市だけの視察でしたが、別海町、標津町、中標津町、羅臼町の管内4町を回ることはなかったと思います。

しっかりと取り組んで戴きたいものです。

平成27年北方領土対策特別委員会開催状況

開催年月日 平成27年11月25日(水)
質問者 北海道結志会 浅野 貴博 委員
答弁者 北方領土対策本部参事

大臣の根室訪問について

1.質問 : 

13日から14日にかけて行われた島尻大臣の根室市並びに根室管内の訪問について質問させていただきます。まず、今回の北方大臣の訪問は、これまではほとんどが根室市のみの訪問だったと思うのです。それが、中標津町を除く北方領土隣接地域すべてを回られて、今、ご説明いただいたように、それぞれの北方領土問題に関連する施設を視察していただいたことは私はこれまでと違って意義があったのでないかと思うのですが、このことについて、道としては、どのような認識、評価をしているのか教えてください。

答弁 : 宗万参事

大臣訪問の意義についてでございますが、この度の根室訪問は、10月7日の大臣就任以来初めてとなるものでございまして、地元関係団体や元島民との懇談をはじめ、根室管内の北方領土関連施設などをご覧いただき、北方領土と隣り合う根室地域の実情、元島民の思いをご理解いただく上でも有意義であったものと考えております。

さらに、視察終了後の記者会見では、「北方四島の帰属の問題を一日も早く解決したいという思いを強くした」と発言されており、今後、大臣のリーダーシップにより、返還要求運動の一層の盛り上がりを期待しております。

 

世論喚起に向けた道の取組について

2.質問 : 

只今、篠原局長からご説明いただいた中で触れてはいただいているのですが、大臣が訪問された際に、ビザなし交流実施の回数を増やして欲しいだとか、北方領土返還運動を根室地域、北海道だけではなくて日本の国全体のものに盛り上げて欲しいなどの要望が出されたとのことでありますけれども、具体的に地元の方々からどんな意見が出されて、その意見実現に向けて、道は国と今後どのように連携して、取り組んでいくのか説明願います。

答弁 : 宗万参事

元島民の方々からの意見についてでございますが、元島民の方々から島尻大臣に対しまして、

  • ・自由訪問の回数を増やして欲しい。
  • ・ネット検定を再開する予定なのでよろしくお願いしたい。
  • ・映画「ジョバンニの島」を多くの啓発に使ってもらいたい。

など、国民世論の喚起に向けた意見が、出されたところでございます。

道といたしましては、今回の要望に対する国の検討状況などを見極めますとともに、国等関係団体とも連携、協力いたしまして、世論の喚起につながるよう、各種事業の充実に努めてまいりたいと考えております。

3.質問 : 

これは、ある新聞報道で見たのですけど、島尻大臣は意見交換の場で、北方領土の啓発事業について「どうも毎年一生懸命取り組んでいただいている啓発事業が、マンネリ化している。それが課題の一つ。」という認識を示されたとの新聞報道を見ました。啓発事業がマンネリ化しているという認識を、道としても持っているんでしょうか。

答弁 : 宗万参事

北方領土の啓発事業についてでございますが、道内はもとより全国一丸となって返還要求運動を盛り上げるため、内閣府をはじめ、各都府県の県民会議、北方領土関係団体などと連携を図りながら、署名活動や街頭啓発などに取り組んできているところでございます。

こうした活動に加えまして、北方領土問題を身近に感じていただけるよう、最近では、

  • ・千島桜をデザイン化したバッジやシールによる啓発
  • ・映画「ジョバンニの島」を活用した幅広い層への理解促進
  • ・元島民による語り部事業や小中学生向けの北方領土学習

などに取り組みますとともに、今年は残念ながら北方領土問題が発生して70年の節目にあたりますことから、

  • ・千島桜の植樹
  • ・全道一斉の街頭行進や街頭啓発の実施
  • ・ポスターコンテストの小中学生の参加

などにも取り組んでいるところでございまして、今後とも、関係団体等と連携して、効果的な啓発事業の展開に努めてまいります。

4.質問 : 

今宗万参事が「残念ながら70年目の節目に当たる」とおっしゃったのが、非常に重要だと思うのです。様々な北方領土の啓発事業の返還大会に出ても「返還大会の実施おめでとうございます。」とあいさつされる人もいますけれど、毎年こういう啓発事業をしなければいけないことが残念だという認識を、道としてお持ちをいただいているということですので、大臣は「マンネリ化」しているという認識を示されたかもしれませんが、多少同じことをきちっと続けてけていくことも大事なことですし、道としての今の取組をこれからもしっかりやっていただきたいなと思います。

続きまして、大臣のマンネリ化の発言が私はどうも気になるのですけど、ビザなし交流事業についても、「毎年内容が同じなんじゃないか。」「ちょっとネタが切れてきているんじゃないか。」という話を私自身も聞いたことがあります。北方四島交流事業について、マンネリ化しているかどうか、そうした指摘に対して、どのような問題意識を持っているのか教えてください。

答弁 : 宗万参事

交流事業についてでございますが、北方四島交流事業につきましては、交流を通じて相互理解や信頼関係が深まるなど一定の成果がみられる一方で、事業の開始から20年以上が経過する中で、平成25年に、国におきまして「見直し方針」が取りまとめられ、見直しが進められているところでございます。

これまで、この方針に基づきまして、新たに「元島民による講話」をプログラム化したほか、主に大学生を中心に若い世代の交流機会を増やすなど、事業の改善を図ってきたところでございまして、今後も、国や実施団体と連携しながら、効果的な事業実施に努めていく考えでございます。

5.質問 : 

今回10月7日の就任以来、初めて行われた島尻大臣の訪問、それでいろんな問題が提起され、大臣もいろんなお話をしていただいたと思うのですが、新しく何か国としてこれやるんだという話はなかったのかなと思います。それでも管内全体を回っていただいたことを受けて、道は今後大臣訪問をどういうふうに北方領土問題に関する世論喚起に向けて、活かしていくのか、最後に総論的なお話を伺えればと思います。

答弁 : 宗万参事

今後の世論喚起についてでございますが、島尻大臣が、直接現地を訪れ、関係団体や元島民の方々と懇談を行い、根室地域の厳しい現状や、元島民の切実な心情を肌で感じていただいたことは、今後の返還運動を展開していく上でも、貴重な機会であったと認識しております。

また、大臣自らビザなし交流に参加したいとのご発言もありましたことから、今後、内閣府とも、より一層緊密に連携を図って北方領土問題に関する世論喚起に努めてまいります。

指摘 : 

大臣ご自身が「ビザなしに参加したい。」とおっしゃったということですから、来年、必ず大臣にきていただけるように、言葉だけに終わらないように道としてもしっかりと働きかけをしていただければと思います。